最近縁あって、NPO法人奔流中国の事務所に顔を見せることとなりました。「奔流中国」とは、20代の若者を中心としたスタディツアーです。内モンゴルや新疆ウイグル自治区など中国の辺境の地を舞台に、乗馬や少数民族との交流等の体験を経て、若者の成長を促します。

私はこの旅に、下記のとおり5回参加しているヘビーリピーターです。

2007年冬(早春):シルクロード、
2007年夏:モンゴル乗馬キャラバン
2007年夏:グレートキャラバン(1回目)
2008年夏:シルクロード
2013年夏:モンゴル乗馬キャラバン

このブログでも時々、奔流の旅を記事に取り上げてきましたが、今回は旅の流れを体系的にまとめていきたいと思います。


【ポイント1】大陸へは船で渡る
日程がタイトな社会人が参加する場合は例外的に飛行機を使いますが、奔流の旅では原則的に飛行機を使いません。その理由として主催者が飛行機嫌いということもあるのですが、それ以上に、船上での旅の仲間との交流を大事にしたいという想いがあります。船内で一日中、だらだらトランプをするのも悪くありません。

中国-日本
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【ポイント2】大陸での移動は列車
普通のツアーではウルムチやフフホトまでの移動に飛行機を使いますが、この旅では寝台列車を使います。時々、一般の中国人と相席になり、筆談交流をすることも。観光客慣れしていない現地の方と一番接することのできる場となるでしょう。なお、日本の新幹線には少し及びませんが、列車は昔に比べると大分きれいになりました。車内食堂やワゴンを覗いてみるのも面白いです。
私はこの列車内が、中国の原風景ではないかと思っています。

寝台車中国の車窓


【ポイント3】乗馬
奔流の肝といえる部分。参加者は、ほとんどが乗馬初心者ですが、数日間のうちに日本の乗馬クラブでは体験できないぐらいの距離を走り、参加者達は驚くほど上達します。また、モンゴルの場合は、宿泊場所は大自然に囲まれた宿営地。その環境をいかに愉しみ、工夫して過ごすかも成長の糧となるでしょう。
夏のモンゴルの場合は草原を走りますが、開催時期や場所によっては、砂漠、岩山、雪山を走ることも。

大群雪山乗馬



【ポイント4】大都市に寄り道
ツアーの行先によって異なりますが、列車の乗り継ぎのため、上海や北京などの大都市に寄り道をします。乗り物の中や乗馬中に意気投合した仲間と、街中を自由に見て回れます。中国では英語はあまり通じませんが、漢字で何となく物事が理解できるので、日本人の初海外旅行としては、悪くない難易度だと言えるでしょう。
シルクロードへ行く場合は、ウルムチやトルファンを訪れます。よくわからない言語が飛び交うバザール、エキゾチックなディナーショーを愉しめるでしょう。

上海南京路ウイグルディナーショー



【ポイント5】帰国後という名の第2ラウンド
帰国後に一緒に旅した仲間と遊びに行くことがしばしばあります。ツアーによっては、定期的に飲み会を開いたり、アウトドアをしたり、有志を募って旅行に行くことも。中には、参加者同士で旅行記を書いて出版までする人もいます。ぶっちゃけ話ですが、旅の最中では、お互いあまり認識していなかったのに、帰国後のイベントで意気投合して、恋愛し、結婚したカップルも何組か存在します。体感値としては旅の最中に恋仲となったカップルより、帰国後に付き合いだしたカップルの方がうまくいってますね。

奔流OB京丹波にて
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【ポイント6】人生の決断に繋がる
そもそも論ですが、辺境の地に旅しようとする人は、どこかしら変わっています。普通、海外旅行といいますと、南の島のリゾート地か、近場の東南アジアの都市部か、欧米等ファッショナブルなところに行きますので。そんなわけで、日本的な会社社会の不適合者も出てきます。そんな中、奔流で心の自由を見出すと、人と違った生き方を恐れなくなり、自由を追求する決断をできる人も現れるようになりました。

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『シラムリンの記憶 (モンゴル乗馬キャラバンPV) 』 約6分