最近はオミクロンが流行ってきたり、岸田政権が本格始動したりで、またニュースに注目している日々です。そして、今年は参議院選挙がありますね。参議院選挙は、やりようによっては、勢力図が変わるチャンス、無名の政治団体が国政政党に成り上がれるチャンスだと言われています。政策とか議員の好き嫌いはありますが、各党、勢力を伸ばすにはどうすれば良いかを考えてまとめてみました。

ざっくり分かる党のスタンス



【自民】 議員ひとりひとりがチームワークを意識しつつ、でも大樹に寄らず頑張ること。 仮にも与党なのだから、言ったことは実現に向けて最大限に努力する。そして、その議員自らがどのように努力しているかを常日頃から有権者にきちんと伝えること。なお、私の地元においては昨年の衆議院選以降、ポスティングは1回あったものの、自民党議員を街中でみたことがない。 あと、勝てる構図を作ることが必須。特に最近の地方選では、保守分裂選挙が非常に目立つ。自民党内の調整力が著しく落ちている証拠だ。これによって、衆議院選新潟5区や横浜市長選など、自民党系候補者が本来落とすべきところでないところで落としている。公明党との選挙協力をどうするかの前に、自党内をどうにかするのが先決だろう。 【立憲】 旧民主党幹部は役職からご引退いただき、中道を目指すこと。 多数の国民は、民主党政権アレルギーが残っている。旧幹部一掃によって、溜飲が少しは下がるだろう。というよりも、自党の問題児に対してのペナルティが、全般的に甘すぎる。除名処分をする(場合によっては議員辞職を要求する)自民・公明・維新・れいわよりも甘い。党の新代表はこれまであまり政界の重鎮ではなかった訳だが、重鎮が党内で問題が発生した時でも、自浄能力をもっと発揮できる体制を作るべきだろう。 また、共産党と再度共闘するか否かという話だけど、リベラル層は共産・れいわ・社民で比例票を食い合っているので、支持層をガチ左翼で固めずに一般人から共感を得る方が得策だといえる。たとえ、他党批判をしたとしても、その票は左派に行ったとしても立憲に行くとは限らないのであって、むしろれいわなどに票を食われている。極左の役目は共産、アンチ維新はれいわ、連合は国民民主とそれぞれポジションを築きつつあるので、それらの役割と差別化しないと、特に全国比例で自滅するだろう。変に野党統一候補を作ろうとすると、選挙区で活動する人がいなくなってしまう訳であって、そうするとその地域の比例票が伸びない。 【維新】 身を切る以前に、品行方正を第一にすること。 議員も候補予定者も、母数に対して問題児の割合は高い。特に党の拡大期として、選挙目当てに集まる輩は多い訳で、問題児は更に紛れ込んでくるだろう。候補者選定は一層厳しくしないと、内側から瓦解する。ただでさえ、よく聞かないと理解しづらい政策が多いのだから、せめてまともで愛される人間性は人一倍意識する必要がある。 あと求められるのは、ひとりひとりが公約を丁寧に説明する能力だろう。維新の政治的主張は、一見するとその真価が分かりにくい。例えば、「解雇規制の緩和」。このワードを聞く限り、「絶対強者の経営者のための政策であり、弱い立場の被雇用者はリストラされやすくなり危ない」と思ってしまう人は少なくない。「安易にリストラできないために、経営者としては正社員採用に慎重だった。でも規制が緩和されるのであれば、業界未経験でもとりあえず雇ってみてもいいかもと雇用が促進される」ということになる。こんな感じのロジックを丁寧に説明する議員や候補者が少なすぎるから、下手すれば自民以上に敵視される。維新塾で、そういった丁寧な政策解説や選挙ボランティア要員の発掘など党内人材育成に力を入れるべきだろう。   【公明】 自民の不祥事の隙をつくこと。 公明党は創価学会の岩盤支持があるものの、学会員自体の数が高齢化によって減ってきているので、今年の参議院選では比例での現有議席数維持が困難と言われている。去年の都議選ではなんだかんだヤバいと言いつつも、結局議席減しなかったので、案外大丈夫かもしれないが。 いずれにせよ、長期的なことを見据えると党勢拡大は困難であり、全国比例による党勢拡大は望めない。とすると、不祥事などで自民が候補者を立てられない選挙区、もしくは複数人区に積極的に挑戦し、隙間をぬって、議席を獲得する以外に道はない。最近、自民との選挙協力問題が騒がれているが、公明党の党勢維持もしくは拡大を考えるならば、多少は自民と喧嘩する姿勢はとった方が良いだろう。 【国民】 他党との連携ではなく、自党を強化すること。
躍進したと言われているが、実は参議院選で現有議席確保が怪しいと言われており、あらゆる手で死力を尽くす必要がある。その中で話題になるのが、他党との協力関係。立憲と組むとか維新と組むとか都民ファと組むとか色々報道がされているけど、結局は他党なのだ。マキャベリの君主論でも、同盟や傭兵に頼るよりも自軍を強化すべきとしているわけだが、地方議員を増やしたり、他党から引き抜いたり、自力を強化しなければ、出し抜かれて党が消滅する。都民ファーストの会と組む時は、対等ではなく、都ファを吸収合併する形が望ましい。 あと戦略としては、立憲と連合を組ませないということだろう。支持政党を公言しないとしている連合ではあるが、党大会に会長が来る程度に親密だ。その連合票を、立憲に明け渡さず、そのまま国民民主党・自党に回せばかなり勝率は高まる。   【共産・社民】 非弱者との付き合い方を改善すること。 弱者視点を徹底しているところは結構評価できる政党。問題なのは、弱者の定義が狭すぎ、自分たちの定義する弱者以外の人達には、恩恵を与えてくれず、激しく敵対することにある。強者に媚びろとは言わないが、弱者に分類されないように見える人とうまくやるバランス感覚のある候補者や政策が求められる。 【れいわ】 ボランティアマネジメントをすること。 党首の主張は、正しいかどうかは別として、好感が持てる部分も確かにある。問題なのは、党首の熱狂的支持者が暴走しやすく、Twitterでは言葉遣いが酷い人が多いし、支持者が他党の議員を殴るという事件すらあったということだ。党関係者でなくとも支持者が無敵の人や暴徒になりやすい傾向があるので、議員が意識的に冷静になるように呼び掛ける必要がある。この状態が維持されるままでは、この党に関わるのが怖いと思う人も少なくないだろう。 あと、山本代表以外、れいわの政策を熱量をもって伝えられる議員が党内にいないという問題もある。現職議員も討論番組で、他党への追求力はあるが、MMTなど自党の政策をうまく伝えきれていない印象がぬぐえない。自党の政策を伝える人材育成はすべきであろう。   【N国】 原点回帰。 ぶっちゃけいえば、N裁の存在意義と言うのはNHKの放送局内から「NHKをぶっ壊す」と叫ぶことである。それによって、面白いと思った人かNHK改革を求める真剣な人の票を得た。一時期は立花代表が、選挙ハックのようなことで話題に上がっていたが、最近はそれもまともにできていないというか、ブームが下火になりつつある。まったく新しいネタを用意するか、まじめに活動していると定評のある現職の浜田参議院議員にも表に出てきてもらうかだろう。 あと「NHKから国民を守る党」→(中略)→「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」→「NHK受信料を支払わない国民を守る党」と党名を何度も変えており、結局、3年前の参議院選と党名の略が「N国」となったのは英断。 【幸福】 党名の表記は小さくし、政策を訴える。 地方議員も数十人存在するという意味では、幸福実現党は他の諸派と違って頭一つ抜けている。彼らに日々街頭活動してもらい、地道に足場固めしてもらうしかない。また、政策としてアンチ中国を強く掲げている訳で、北京オリンピック批判や台湾問題、岸田政権の外交力の弱さなどをうまく活用し、議論として盛り上がれば、ひょっとしたら全国比例で悲願の議席獲得もできなくはないかもしれない。 【参政党】 ネットの一部ではそこそこ注目を浴びている政党。一部の関係者は、都議選のときに都民ファ候補を応援していた。もし、国民民主党と都ファの連携がうまくいかないのであれば、そこから都ファ関係者を引っ張ってくるなどした方が良い。 【新党くにもり・日本第一】 衆議院選でも一部出馬したが、参議院選でも出すなどの噂あり。右傾の諸派政党が増えているので、まずはそれらと差別化が必須。正直、まずは地方議員を輩出した方がいいと思う。