2019年12月~2020年12月まで山羊座の間をうろついていた木星が、2020年12月中旬より1年間、水瓶座に移動します。ついでに土星も同じタイミングで山羊座から水瓶座に移動しますね。水瓶座が強くなる2021年の世相を読み解いてみましょう。

そもそも占い関係なしに言えば、コロナワクチンは世間に出回るのか、東京オリンピックはあるのか、衆議院選挙はどうなるのか、アメリカの新大統領との関係はどうなるのか、非常に読みが難しい年ともいえそうです。


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※本記事は水瓶座生まれの人の2021年の運勢をピックアップしている訳ではないのでご注意を。あくまでも日本社会全体の様子についての言及です。

水瓶座は、12星座のうちの11番目。この星座は、天王星と関係が深いとされています。1781年以前は土星が太陽系で最も遠い天体とされてきましたが、ハーシェルによって天王星が発見され、天文学会の大革命が起きました。そのため、天王星及び水瓶座は、「変化」「古い考えにとらわれない」という意味があります。

そのようなことから、変化、新しい、水平、平等、個人、新技術などといったキーワードが抽出できるでしょう。木星が水瓶座を通り過ぎるというのは、そういったキーワードの意味が強まる時期ということです。こういったキーワードと、2020年現在見られている兆候をぶつけてみて、ありうる未来を予測することができます。


【1】人権意識の高まり

まずは手堅いところから。大統領選挙を経て、米国大統領は、民主党バイデン氏に切り替わることとなりました。米国民主党が共和党と大きく違うところのひとつは、人権意識が高いということです。不当な差別の排除の動きが、米国にけん引されることで、日本や世界に広がりを見せることになります。マイノリティにとっては生きやすく、差別主義者や保守的な考えを持つ人にとっては生きづらい年になるでしょう。

【2】ユニバーサルなデザインと新しいもの

良くも悪くも人類皆に幸福をという方向性から、トレンドも、鬼滅の刃のような古き良き日本テイストのようなものから、反動であまり特定の属性に偏らないようなものへ変化していきます。極端に男臭いとか女っぽいというものが減っていき、中性的というか誰もがそこそこ使いやすいものが多く普及するでしょう。また、新しい価値観の普及に伴い2020年時点では理解しかねるようなデザインのものが流行りだす可能性もあります。
ところで新しいものといえば、新技術というキーワードにも注目です。これまでに全く無いもの、研究開発はされてきたが日常的にどう使われるか想像つかないものが、発表される、普及される機運が高まります。人類が待望しているコロナワクチン開発に関する報道も増えてきており、何が凄いのか理解しづらいものの5G通信対応のデバイスが少しずつ販売されるようになった昨今、新技術は世の中を変えていくことでしょう。

【3】フラットな社会は乱世の始まり

フラットな社会が到来するということは、つまり分かりやすい権威が弱まるということです。良くも悪くも権威が存在していたからこそ、安定していました。その安定が崩れた今、下剋上を狙った乱世になる可能性も少しあります。
日本の政治でいうと、古い政党は弱まり、比較的新しい政党(維新やれいわ、その他全く新しい政党)の衆議院の議席が増えると思われます。まあ、単純に前回2017年の衆議院選挙では野党が分裂して自滅し、それゆえに自民党が勝ち過ぎた訳でして、その調整による増減とも見なせるのですがね。以前、2009年の政権の交代が起こった年も丁度水瓶座木星の年であり、もし2021年の5~7月(この時期だけ木星が魚座にいる)以外に選挙が行われれば、地合いが柔らかい結果になりそうです。

【4】大規模組織から個の時代へ布石

コロナで日本も世界も経済的にガタがき始めております。これまでは貯えで何とか乗り切っていた大企業も、貯えの底が見え始めます。大手広告企業電通は、先日、社員を個人事業主(業務委託)に転換させるという制度を発表し、「新しい働き方を求める社員の声に応じて制度導入を決めた」と主張していますが、実質的には終身雇用を守れない苦肉の策以外の何物でもありません。電通がリストラするということは、オリンピックの雲行きが極めて微妙ですね。仮に無理やり開催しても広告効果の非常に薄い大会になりそうです。
またコロナ禍による在宅ワークの普及で、オフィスでの労働集約や訪問営業の必要性が薄まり、民間ビジネスのあり方が根底から見直されているのは言わずもがなです。大規模組織から個人で活躍する時代が少しずつ始まります。とはいえ、個で始めるにも中々厳しい景況感です。本格的に個で動きやすくなる時代は数年先なので、少しずつ個で動き始める練習を開始するのに丁度良いぐらいの時期といった感じでしょう。

【5】実態のないものの乱高下

2020年は木星・土星・天王星・冥王星が土の星座(山羊座もしくは牡牛座)と呼ばれるところに位置しておりましたが、2021年はそのうち木星・土星は風の星座である水瓶座に移行します。土は手堅いもの、風は実態がないものと関係があります。
例えば、投資においても土は金とか不動産、風は風評の影響を受ける株とかに近いですね。木星は吉星、土星は凶星とされ、2020年は不動産価格は激しく吉凶が混在、つまり乱高下しました。オリンピックイヤーと投資用物件の相場が上がったり、テレワークだと都心物件が急激に不人気になったりと。現在、株価が実態経済と異なり、落ち着きを取り戻していますが、一波乱あるかもしれません。
人間関係でも同じでしょう。2020年は、多くの人が家に籠り、硬い関係の人だけと接する時間が増えました。特定の人と密になるゆえに、一緒にいられることを喜んだり、逆にコロナ離婚が流行ったりしました。2021年は、人間関係がもう少し広がり共同体を意識することが増えるかもしれません。


さあ、混沌の時代が始まりました。現時点において、コロナは依然として猛威を振るい、数々の爪痕を現在進行形で増やしております。これまで準備してきた手堅いもので防御しつつ、少しずつ視野を広げて、柔軟な対応方法を模索していく他はないのです。