新型コロナウイルスによる武漢肺炎が、ニュースを騒がせています。中国の武漢(ウーハン)って、人口1100万人。大阪(800万人)と東京(1400万人)を足して2で割ったぐらいの人口。この人数に対し、交通規制をかけるってどんだけヤバいんだ・・・。

元占い師としては、今後の拡散度合いとか病気のヤバさとかについて未来予測するつもりはありません。ある程度の的中率はありますが、それこそ外したら洒落にならないので。そんな訳で未来は分からない前提で、今の日本のウイルスへの対応について、思うことを書きます。
まず、現状を整理すると、

・現段階において、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)と比べると、感染力、毒性は弱いというのが大方の専門家の見方。 (朝日新聞)

・中国政府は当初、SNSで「肺炎」に関する投稿について、規制・隠ぺいを行っていた。(ダイヤモンドオンライン
⇒拡散力や感染者数の実態について、中国の公式情報にどこまで信憑性があるかは不明。つまり、中国公式情報も加味している日本のマスコミや日本政府も、正しい情報を把握できているか不明。


25日午前の時点で日本がとった対応は、
・中国・湖北省の感染症危険情報を渡航中止を勧告するレベル3に引き上げ(外務省
・ 空港等の検疫ブースにおけるポスターを用いた武漢市からの帰国者及び入国者に対する自己申告の呼びかけ。(厚生労働省

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鎖国した北朝鮮、武漢からの渡航者を強制送還のフィリピンと比較し、自己申告とはいささか頼りないものです。ネット上の右派で愛国で全体主義的な過激な人は、国民の命を守るために空港を閉鎖して鎖国しろもしくは中国人を入国禁止にしろとか、そういった主張を見受けられます。また、武漢から脱出した邦人に対して、厳しいコメントを浴びせる人もいます。

ただ、現段階では、私は今の日本政府の対応で妥当だと思っています。理由は下記の3つです。

①世界各国で症状を訴える人が出ているとはいえ、被害は概ね中国のみに留まっている点。
:言葉どおりですね。


②貴方がもし、健康でも感染源の土地に住まう人間だったら、ハイハイと大人しく隔離されたまま引き下がれるのかという点。

:例えば、韓国は今もって、原発によって日本は放射能汚染されていると吹聴しまくっていますが、日本人として聞いていると気分が良く無いでしょう。

別の地域の人たちは長期連休を愉しんでいるというのに、自分自身は健康体にも関わらず行動を規制されるのはまったくもって面白くない。それどころか、周囲の店は軒並み閉店。震災後や台風前後のスーパーの品ぞろえを思い出してください。ただでさえ、連休前後は物流がマヒしているので、品ぞろえは悪いですが、このまま交通閉鎖が続けばこの地域ではそのうち何も買えなくなります。適切な食糧支援が無ければ餓死の可能性すら見えてくるでしょう。自分の命を守るために逃げるというのは、妥当なのかもしれません。そういった意味では、中国からの邦人引き上げを過度に制限するのは、難しいところです。

ちなみにインフルエンザによる隔離は、治る、数日たてば社会復帰できるという希望があるからマシですがね。


③日本は観光立国であるという点。

:日本は近年、貿易収支が赤字です。社会の教科書で習った、工業製品を海外に輸出することで、世界屈指の経済大国だったというのは過去の話。一部の日本製品は依然として価値が評価されているものの、ハイテク機器の技術力は欧米に負けています。残念ながら、日本は先進国の中では物価が安いということで、もはや観光立国としてしか価値がなくなってきています。嘘だと思うなら、欧米でファーストフード店にでも行ってみれば良いです。マクドナルドで2,000円払わなければセットを買うこともできないぐらい、物価の差は歴然です。

中国の長期休みである春節は、日本の観光業にとってはかき入れどき。これからの日本経済を牽引してもらうために、観光業は弱体化させるべきではありません。それでも確かに日本国内の命を守れという言葉はごもっともではありますので、もし空港機能を停止させるなど水際作戦を強化する場合は、将来的な投資という意味でも、我々日本国民の税金から、観光業に対して一部その損害を補てんしてあげる覚悟は必要だと思います。