最近、中国人美女とご飯を食べる機会がありまして、日中の文化の差異について話をしました。その際に、公共交通機関において、中国ではお年寄りに席を譲る風習が徹底されていることを思い出しました。その代わり、日本人は列を守るとかはきっちりしているよなあと思っていたのですが、よくよく考えてみると、そうでもないこともありました。特に最近、酷いと思う日本人の列の割り込みシーンについて、書いてみます。

駅01
例えば、駅にて、エスカレーターがあるとしましょう。普通であれば、上記図の①のように順に並んでいくものの、改札から来る人にとっては、これは理不尽極まりない状況です。混雑していなければ、最短ルートの②のようにしてエスカレーターに乗ります。

しかし、エスカレーターが混雑して列を作る時、②のルートは横入り状態となります。仕方なく、③の迂回ルートを辿るにしても、①の列は次々後ろがの人が増えるため、更なる大きな迂回を強いられます。改札からエスカレーターに乗るためには、②なり③なりどこかで割り込みをしないと、いつまでたってもエスカレーターに乗れないのです。割り込まれた人にとっては、とりわけ、①の人に対してわざわざ気を遣って③のルートを選択した人からすれば、合理的な②のルートを辿る人に対してヘイトが溜まるでしょう。

そして、もっとタチの悪いのは、次の図、駅ホーム上の様子です。
 
駅02

この図では2号車、3号車、4号車以降の人たちが作る正規の列がひっきりなしに伸びてくるので、1号車の乗客は最短距離で割り込みをしないと、いつまでたってもエスカレーターに乗れません。ここで考慮すべきなのは、1号車は女性専用車両であり、その乗客は十中八九、女性という単一属性であるということです。つまり、割り込みをされる3号車以降の人たちからすれば、1号車の乗客というより、女性専用車両利用者に対して、ヘイトが溜まるという構造になります。単一属性へのヘイトは、憎むべき存在が明確化されている分、より厄介だと言えます。


女性専用車両の乗客が悪いというよりも、駅の構造が悪く、一朝一夕ではどうにもならないものです。まあ、やりようによっては駅員の誘導という荒業で解決を図れるのかもしれませんが。いずれにせよ、解決しかねる問題によって、日々ヘイトが溜まりつつ、電車は今日も動きます。