私は時折、パーティーみたいなことも開いており、恋活パーティ―のような企画にも関わったことがあります。その際に、えらく評判の悪い男性が参加申込をしてきたので、結果的に参加をお断りしました。彼のコミュニケーションは周囲の人を著しく不快にします。

上から目線、デリカシーが無い、会話の論点がずれていて話題がおかしな方向へと向かう、問題点を指摘しても頑なに自分を守ろうとする、といった感じでとにかくコミュニケーションするのが面倒くさいのです。"※ただし超金持ちとかイケメンに限る"という訳ではないですが、彼は超金持ちという訳でも、別にイケメンでもなく、私の主観で言えば「清潔感のない表情の暗いフツメン」に見えます。

この状態で、女性に対して積極的に何度もアプローチするものですから、女性側からはブーイングの嵐で、個人的に数件クレームを頂いておりました。同性の企画の私ですらコミュニケーションをとるのが嫌だと感じるほどですから、彼が来ることと、参加女性達の満足度・リピートが減ることを両てんびんにかけた場合、女性達を守る方が圧倒的に合理的なのです。私は彼に来ないようにと伝えました。

しかしながら、事を複雑にする因子がさらに存在します。彼は人間関係のトラブルメーカーで有害ではあるものの、本質的に悪人ではないということです。

再三、彼に問答を繰り返し、問題点を懇切丁寧に指摘した結果、彼はコミュニケーション能力が著しく低いだけだということが分かりました。本人もようやく問題に気づき、改善したいという意識も芽生えました。何をもって悪人とするかは難しいところですが、害をばら撒きたくてばら撒いている訳では無いのです。

とはいえ、本当にコミュニケーション能力が低く、さらには自分を守ろうとする傾向があるため、数か月程度での改善は困難でした。私だけでなく仲間の何人かも、私と同じように改善を試みましたが、無理でした。多分、数年、マンツーマンで指導し続けない限りどうにもならない次元です。

別に家族でもないし、好きどころか本当に嫌な相手に、無償でそこまで尽くすのは正直無理です。もちろん、彼をこのまま私の大切な知人に会わせることはできませんし、パーティには参加させられません。もはや男女間の恋愛以前に、男友達への紹介ですら無理だ。人情だけで彼の改善に数か月付き合ったものの、やはりというべきかこちらが摩耗するだけなので、現在、本気で縁切りの準備を進めているところです。


ところでですが、最近、Twitter界隈で、すもも氏という方が、リサーチ会社に統計を取ってもらい、非モテの男性が恋愛に活路を見出すにはどうすれば良いかということで議論を呼んでいます。



占いを続けている私からすれば歯がゆいですが、統計という意味ではすもも氏調査の方がエビデンスもあるということで、科学的な事実であり、信憑性は高いです。ただ、すもも氏の調査結果は、結構バッシングを受けています。


すもも


批判には幾つかタイプがあって主に、統計として自分たちがカテゴライズされていることに嫌悪しているパターンと、非モテが恋愛市場に参入してくることそのものに嫌悪しているパターンがあります。前者は話がとっ散らかるので割愛しますが、後者は非モテの方には深刻な問題かもしれません。つまるところ、非モテには恋愛をする権利すら与えたくないという人が存在している訳です。

そして不思議なことになのですが、私は例の彼にパーティー参加の制限をかけているくせに、後者の嫌悪パターンには賛同したくないという想いもあるのです。

「例の彼に反感、非モテ男の視点を持つすもも氏に共感、私の女友達に共感、アンチすもも氏に反感」

まあ私もモテるというほどではないので、非モテに救いをもたらすすもも氏に共感、パーティを円滑に成功させるために女友達に共感というのは、実利的な快不快のあらわれなのかもしれません。

とはいえ、実利の有無に関わらず、非モテの人たちも救われる方が世の中としては健全な気はします。幸福を追求する自由、自身や仲間を守る自由。尊重すべきはどちらかといえば後者かもしれませんが、全てが前者を凌駕するとも思えないのです。ただ、その線引きがあまりにもケースバイケースであり、普遍化できないのも歯がゆいものです。