2018年11月~2019年12月上旬まで射手座の間をうろついていた木星が、2019年12月上旬より1年間、山羊座に移動します。その木星を使って、2020年の世相を読み解いてみましょう。

そもそも占い関係なしに言えば、オリンピックイヤーですね。その他、都知事選、増税後の最初の年となります。


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※本記事は山羊座生まれの人の2020年の運勢をピックアップしている訳ではないのでご注意を。あくまでも日本社会全体の様子についての言及です。

山羊座は、12星座のうちの10番目。西洋占星術で使われる円形の星図ホロスコープでは、円の上の部分に描かれることが多い星座です。また、山羊はどちらかというと寒い気候、山の気候に馴染んだ生き物でもあります。そのためか、山羊座は着実に高いところを目指すという意味があります。この場合の高いところというのは、物理的に高いという意味でもありますし、地位などの高さを意味することもあります。ただ、いきなり高いところへぶっ飛ぶのではなく、段階を踏んで着実に積み上げてきた結果、そのような場所に行く着くといったイメージですね。

そのようなことから、歴史、伝統、地位、権力、ビル、山、大きな組織などといったキーワードが抽出できるでしょう。木星が射手座を通り過ぎるというのは、そういったキーワードの意味が強まる時期ということです。

こういったキーワードと、2019年現在見られている兆候をぶつけてみて、ありうる未来を予測することができます。なお、土星も冥王星も山羊座に位置する年なので、山羊座の影響を色濃く受けることでしょう。


【1】伝統のリバイバル

2020年東京オリンピックが開催され、外国人が沢山やってくることは自明の摂理です。そして、彼ははるばると日本へ来たのですから、当然、スポーツ以外のものにも関心を持ち、観光していこうとするでしょう。そういった意味からも、和テイストのもの、伝統的なものブームとなり、店先に並ぶことが予測されます。日本国内は生半可な西洋かぶれになるよりも寧ろ、日本とは何ぞやと問う機会は増えることでしょう。また、実用性のあるものは尚更良し。

【2】様々なインフラや施設の完成

オリンピックに合わせて、一番動きが激しかったものは建築業界かもしれません。様々なスポーツ関連施設、渋谷駅周辺の開発、高輪ゲートウェイ駅の暫定開業、原宿へのIKEAの進出など商業施設、大型ホテルなどの完成ラッシュです。2022年ぐらいまでは引き続き建築業界は活発だと言われていますが、ひとつのピークを越えることとなります。

【3】政権交代の可能性

衆議院選がいつ行われるかは政界で緊張が走っている昨今です。野党の不人気の機運が変わらないので自民党政権は続くのでしょうが、選挙結果を踏まえた新内閣はたとえ安倍総理が総理を続投したとしても盤石とはいえないでしょう。
また、都知事選ですが、前回は圧勝した小池知事も今回は苦戦を強いられる可能性は高くなります。当落は微妙なところですが、少なくとも、2021年の都議選にて都民ファーストの会の都議たちに影響を与えるぐらいのダメージは受ける筈です。

【4】最高潮ということ、つまりは終わりの始まり

日本の大企業は2020年東京オリンピックを成功させるために、またはその成功の機運にあやかる形で、ここ数年の経済活動を行ってきました。そのオリンピックが華々しく開催され、閉幕するということは、ひとつの山を超え、大きな目標が消えたということを意味します。消費税増税後の反動もポイント還元等の対策によって、まだそこまでダメージを受けてはいない時期ですが、ここから先は下り坂。人口減の本格化に伴い、じわじわと景気悪化のダメージが効いてくることでしょう。
人口減少を馬鹿にしてはいけません。数十年後には労働人口が急激に減ることで、地方都市は消滅し、企業は技術革新に頼らない限り、サービスを縮小しながら戦わざるを得なくなります。そして、韓国や中国の経済悪化の影響も少なからず受けそうですね。

【5】個人事業主の受難の年

山羊座というのは規律を慮る星座。景気が良いのは大企業などの大型組織だけになるかもしれません。企業の栄華とは裏腹に自由を求める個人事業主にとっては受難の始まりの年だといえます。
目に見えて予測されるのは消費税増税に伴っての軽減税率の影響。基本的には税率10%だけど、食品や一部の生活必需品は消費税8%に据え置きという制度です。これが曲者で、企業が個人事業主と取引する場合、取引内容によって税率が変わるためインボイスという書類の発行を求めらる場合があります。ただ、一部の個人事業主(売り上げが少ない免税事業者など)はインボイスを発行することができません。つまり、企業との取引ができなくなるというリスクが潜んでおり、廃業が増えることもありえます。


日本の企業社会、最後の栄華の年です。比喩ではなく、人口減少の影響から、割とリアルに日本の繁栄の最後の年になる可能性は充分にありえます。お祭り気分で愉しみつつ、これから始まるより混沌な時代に備え、新たな生き方のためにアンテナを張り始めるべき年なのです。