時々、私の文章をおほめ頂くことがあるので、私が気にしている範囲での文章の書き方のコツみたいなのをまとめてみたいと思います。今回は、タイトルの通り「読みやすい文章」のコツであり、「面白い文章」ではないので、あしからず。


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【1】主語と述語をはっきりさせる

「私がスペインに行ったのはパエリアが食べたいからだ。」
この文章における主語は「私が」でも「パエリアが」でもありません。主語は「の」です。主語がどれか紛らわしい文章は、非常に読みづらいのです。特に「の」は厄介な言葉で、「理由」とか「こと」などと置き換えられます。今回は、述語が「~からだ。」となっているため、「の」を「理由」と置き換えることができます。 こうすることにより、「~理由は、~からだ。」と文章の構造がはっきりするのです。

また、「~が」「~は」など主語っぽい言葉を作る助詞が、沢山ありすぎるのも、分かりにくくなる原因です。どうしても、それらの助詞を沢山使う場合は、主語にしたい場所だけに「読点(、)」を付けるようにしましょう。

「私がスペインに行った理由は、パエリアを食べたいからだ。」
こんな感じで、主語と述語を明確に決めた上で、文を書くと、分かりやすくなります。

他にも主語を分かりやすくするポイントとしては、主語(主部)を長すぎないように心がけること。長くなりそうなら、文を分断することも、検討してみましょう。

私はスペインに行った。その理由は、パエリアを食べたいからだ。


なお、主語が明らかな場合は、主語を省略した方がいい場合もあります。例えば、自分の日記を書いているとき、主語はほとんどの場合、自分になるでしょう。


【2】文末は3回以上、同じ形にしない


外出しようと思いました。動物園に行きました。パンダがいました。
上記の文章では、「ました」で締める文が、3回連続で続いています。3回連続すると、文章全体としてクドい感じがします。クドいと、どことなく読みづらいものなのです。丁寧語の文だと文末は、「です」「でした」「ます」「ました」「しょう」「ません」「か?」など、様々あります。これらを満遍なくちらして、クドくない文章を作りましょう。

例えば、どうにかして、動物園の部分の文末を「です」に変えたいとします。「です」の使い方は、一般的に倒置形に近く、名詞のあとに「です」を配置することとなります。しかし、いきなり「動物園です」だと、文章全体が意味不明になります。

外出しようと思いました。動物園です。パンダがいました。
意味不明になっている理由は、これまで主語が、暗黙の了解として自分(もしくは「外出しようと思った誰か」)だったものの、唐突に切り替わり、しかも何が主語なのか明らかではないためです。また、動物園の文とパンダの文の関係も、ぶっきらぼうな繋がり方になっていて、抵抗があります。
私は外出しようと思いました。外出先に選ばれた場所は動物園です。動物園にはパンダがいました。
分かりやすいという観点だけ追求すれば、上記のようにするのが良いのではないでしょうか。

ここから先はやや応用ですが、次の2点を踏まえるとスマートな文章になります。
・受身形は避けて、なるだけ能動的な表現にする
・暗黙で分かるものは省略したり、指示語に置き換えたりする。

外出しようと思いました。選んだ外出先は動物園です。そこにはパンダがいました。

ちなみにですが、指示語(そこ)と指示語が示している言葉(動物園)は、あまり長い文を挟めると、何を指しているのか分かりづらくなります。国語の読解問題のように、かなり前の文を示している場合は、かなりの悪文だと思った方が良いでしょう。


まあ、そんな感じで、気が向いたら、また続きを書きます。