私が他人の家にお邪魔するときに必ずみるものは、「本棚」です。家主が、わざわざ金を払ってまでどんな知識や娯楽に触れたいのかが、一目瞭然だからです。

ところで、2017年11月16,17日に電通本社ビルで「よりぬき古本市」というイベントがありました。このイベント、電通社員や一部外部者の有志が、電通の社員や部署から不要になった本を回収し、売り出すというもの。売上金は外部ボランティア団体に寄付されます。

実は、前回の古本市では、私も荷物整理とか店番とか密かにやってました。(今回は私が忙しすぎたので、参加できなかったけど)。ところでこのイベント、私個人としては、大学生には是非来てほしいなどと思っています。

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それというのも、理由は3つあります。

【1】電通の頭のナカミが分かる

イントロでも申し上げたとおり、本の集まりは、その人の知識や興味を俯瞰してみることができます。つまり、出品されている本をざっと見ることによって、電通社員、つまり広告のプロは何を情報ソースにしていたのかが分かるということです。とくに付箋が貼ってあったり、アンダーラインが引かれていたりする本に巡り合えたら、ラッキーですね。その本のどこに注目していたかが分かりますから。私が前回、このプロジェクトに参加した理由は、ぶっちゃけ言いますとまさにこれでした。

【2】電通に関わっている人とお話できる

店員をやっている人は電通の人が多い訳で、つまるところ、電通の人とコミュニケーションが取れるということでしょう。学生さんの場合、OB訪問の相手探しなどは役にたつかは相手次第なところはありますが、少なくとも、どんな人が電通で働いているのかは空気を感じられるかと思います。
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【3】電通の片手間のクオリティが分かる

このイベントはあくまでも超激務の電通社員が、昼休みとか隙間時間に進めたプロジェクトであり、文字通り片手間です。古本市のプロジェクトを企画統括する人、場所を確保するために関係部署と調整する人、古本市の宣伝を作る人、本の回収や整理に奔走する人、寄付先と調整する人。本を集めて売るだけでも、まだまだ色々な細かいタスクはあります。しかも、このプロジェクトで頑張ろうが、彼らの業績には一切関わりがありません。あくまでもボランティアです。複雑な人間関係やら利害関係やらが生じやすいのは大組織の宿命ではありますが、このプロジェクトの根本は善意によって成り立っています。そんな片手間であっても、どれほどのクオリティとなっているのか、見物なのです。



電通本社はリーマンが行きかう新橋・汐留にあるわけですが、そんな中でも広告業界に興味のある学生はあえて、次回の電通古本市があった際には行ってみると良いですよ。ちなみに昨日の私の戦利品は以下のとおりです。


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