この数年間、色々な団体を垣間見てきたのですが、特に運営の主体が一定以上の年齢になっている組織は、若者が足りないということに頭を抱えていることが多くあります。こんなに素晴らしいアウトプットをしているにも関わらず何故若者が来ないのだ、また時折一時的にイベント集客が成功した際にやってくる若者も何故定着しないのだ、と悩んでいるのです。

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その答えを端的に述べるならば、「若者はとても忙しい」ということになります。

東京住まいの20歳前後の若者(大学生)であれば、 勉学、サークル、アルバイト、旅行、合コン、就活と大忙しです。

若手社会人~30歳前後となれば、平日の日中は仕事ですし、仕事をバリバリこなすアクティブな社会人はアフターファイブ何それ?飲み会は20時開始でも遅刻する可能性があります。そして、貴重な週末は、婚活パーティーやら異性とのデート、息抜きで旧友との飲み会と結構忙しい。もしくは休日に何の用事が無かったとしても、下っ端として平日ボロボロまで働いたが故の体力の回復は重要です。
これに結婚というものが加われば、自身の結婚式の準備、もしくは友人の結婚式への出席、更に更に子どもが生まれてしまえば育児と全く暇はなくなるでしょう。

30歳半ば~40歳前後となれば、中間管理職として業務は熾烈になり、プライベートでは子育て。何とか捻出した貴重な時間は、更なるキャリアアップのための勉強に費やすか、息抜きとして全力で休むか、密かな趣味にいそしむかが限界です。


若い人材が足りないと嘆く、NPOなり、OB会なりの皆さま、若者との時間の感覚のすり合わせはできているでしょうか?アフターファイブにそそくさと帰れる会社員というのはレアキャラです。休みが週2日もあるのだから、そのうちの半日でも分けてくれればいいじゃんと思うのは傲慢です。上に挙げた全てが貴方の団体にジョインする際の「競合」であると認識しなければなりません。すなわち、若者を定期的に呼び込むというのは、

・自分の収入にプラスになる可能性があること
・素敵な異性と出会える可能性があること(未婚者)
・休みに家を出たくない気持ちや他のあらゆる用事を押しのけるほど面白いこと

のいずれかの可能性が無ければ、難しいのです。もし、それらのいずれでも無い団体にも関わらず迷い込んだ若者がいるならば、それはよほど気高い心意気の若者であるため、丁重に対応する必要があるでしょう。

丁寧に対応するとはどいうことかといえば、
・会議のための会議をしないこと
(おじさん達は暇人だと思われないように)
・偉い人自らが手足を動かすこと
(おじさん達は働かないと思われないように)
・メンバーが面白いと認識していることをやること
(おじさん達はつまらないと思われないように)

他にも、色々ありますが、年齢のダイバーシティを考える上で、ご参考になればと思います。