プロ占い師をしているときに、とある知人から、「新しい恋人ができたんだけど、今度お金払うから二人の将来を占ってくれない?」と言われました。普通に考えれば良い商談なので、「了解。いつやろうか?」と返答すべきなんですが、具体的な占う日の調整を避けていました。

PAK86_futaridesyame20140321_TP_V


何故ならば、雲行きがちょっと怪しいなと思ったので。占いはポジティブな結果も出れば、ネガティブな結果もでます。正直言えば、ネガティブな結果を伝えるのは私とて、辛いのです。いや、不安を煽って、占いや開運グッズに依存させようとする商売上手な占い師もいるのでしょうが、私はそういう風にしたくはありませんでした。だからといって、黒の結果を白というのだと、それは占いでも何でもありません。黒について言い方を工夫しながら、伝える必要があります。

そして、色々なパターンの相談が来たわけですが、一番困るのって、「幸せ絶頂のカップル」でいらっしゃったとき。仮に悪い占いの結果が出た場合、あなた方はそれを真に受けるのですか?ということになります。いや、場の雰囲気から考えると黒なんて言えませんよね・・・。にこにこ笑顔のカップルを前にし、その片方に対し、「貴方は浮気性ですね」とかさ・・・。

これは統計としてですが、女性の生涯の経験人数というのは4人ぐらいというのが多いです。4回に3回は幸せな結婚エンドとはいきません。占い無しで当てずっぽうでも、とりあえず当てるのを目的とするならば「別れる」という厳しい未来を突き付けた方が、無難です。

幸せ絶頂のカップルは、正直、一緒に占いには来ない方がいいですよ。私でしたら、やむなく全体的に耳障りの良いことを言いつつ、ぽろっと溢す注意点に「気づいてくれ」とかなりの念を込めて言うぐらいしかできませんでしたから・・・。

もしくは、どうしてもという場合には、一人でこっそり来る方が良いです。うまくいかないなら、うまくいかないなりに、相手をどう攻略していくのか、建設的なやり方をお伝えできますし。もしくは、パートナーが占われている間、席を立とうとする人は、かなり配慮できる人なので、是非ともキープすべき人なのではないかなと思いますので、そういった判断方法に使うのであればアリです。あとはあとは、事前に占い師のスタンスを知っているのであれば、そういう役割を期待しているのか・・・。


人と一緒になることで本当に幸せになりたいのであれば、今ある幸せを自分たちで肯定できなければならないのだと思います。