Facebookでイスラエル旅行について共有したら、結構反応があったので、イスラエル旅行のポイントと注意点についてまとめます。2017年4月時点の情報です。

イスラエル-テルアビブ

写真は実質的首都テルアビブ市。イスラエルはエルサレム市を首都としていますが、国際社会ではこれを認められておらず、日本大使館もテルアビブにあります。

【1】中東の国の割に物価が高い

イスラエル-シュケル
アジア・アフリカ・中東の国々って、物価が低いイメージがありますが、この国は物価がヨーロッパ並みに高いです。500mlコーラは6~12シュケルで大抵の雑貨屋では8シュケル(1シュケル=31円)、食事もシャワルマというサンドイッチ1個が30シュケル前後と中々のお値段。その一方で、観光費用とタクシーを除く交通費は総じて安い。観光地の場合、無料~15シュケルぐらいで、大抵の場所に入れます。

極端な話、食事を控えめにして余計なものを買わず、ストイックに観光地を回るだけであれば、意外と安く済ませられるでしょう。また、タクシーと土産物屋以外では、定価販売のところが多いです。逆にいうとタクシーと土産物屋は要交渉しないと泣きを見る目に遭います。割と彼らは手ごわいです。

【2】治安はたぶんそれほど悪くない

イスラエル-兵隊
イスラエルと聞くと、パレスチナ問題がこじれて、ガザ地区とか色々大変だというニュースがよく流れてきます。確かにそれは事実なのかもしれませんが、そうではない、比較的安全なところもあります。というよりも、イスラエルは観光立国でもある訳なので、治安維持にはかなり目を光らせています。町中を歩くと5分に1度以上は兵隊を見かけるほどです。

原則的に行ってはいけない場所に行かなければ、概ね問題はないでしょう。ただ、その行ってはいけない場所というのは、時と場合によっては変化するということです。例えば、貴方は日本の交差点を普通に渡ることはあるでしょうが、それがわずか数十秒ずれて違う信号が光るとき、その交差点は車が走り回り、歩行者にとっての地獄と化するでしょう。世界情勢というのはそんなものです。さっきまで安全だったところが今も安全とは限らない。日本外務省の渡航情報などを参考に、常に最新の情報を確認しましょう。

イスラエル-ベングリオン空港
ところで、セキュリティの過剰度合いは、特にベングリオン空港での出国時に痛感することでしょう。写真左側は航空会社のチェックインカウンターですが、そこに行きつく前の右側に係官と1対1で面接があります。イスラエルには何のために来たか?どこに行ってきたか?どこに泊まったか?荷物は自分で詰めたのか?パスポートにはアラブ首長国連邦やインドネシア(イスラム教の国)に行った形跡があるがこれは何のために行ったのか?イスラエルには何のために来たか?(二度目)。割と粘着質です。フライト三時間前に空港到着するようにという話はあながち嘘ではなく、私も入り口から搭乗ゲートにたどり着くまで2時間以上かかりました。中には、預ける荷物(手荷物じゃなくて!)を全部開けられて、ひとつひとつ丁寧に調べられている人もいました。


余談ですが、私の場合、幸いにも詰問の係官が美女だったので、そこまで嫌な気分でも無かったのですが、「友達はいますか? イスラエルに」とか、ぼっち旅している私にとっては手厳しいことも聞いてきます。場所が場所でなければ「I will have only one friend in Israel. By the way, will you be my firend?」とか言ってみたかったんですがね。

【3】イスラエル人は商売上手?

イスラエル-イースターパレード

ユダヤ教を信仰するユダヤ人、イスラーム教を信仰するアラブ人、その他キリスト教徒などで構成されています。あくまでも割合として多いという話ですが、総じて次のような印象を抱きました。

・英語を話せる人が多い(母語はヘブライ語かアラビア語シリア方言)
・いい感じに適当だが、抑えるところは抑えている
・商売上手というか、追加提案が非常にうまい
・商売人魂はあるものの、だからといって嘘をついてまで稼ごうとはしない
・歩行者優先等の交通マナーを守る
・身だしなみに気を使っているのか、臭い人があまりいない
・南部は雑多だが、北部はイケメン美女率が高い

【4】気候は、基本的に暑い

イスラエル-自然豊かイスラエル-荒野
南国のシダ系の植物が沢山生えています。南部の荒野の地域は、いかにも中東といった感じで荒野ですが、北部は緑も多く豊かな印象があります。約束の地として、血で血を洗う争いの先に求められ続けてきたのも分かる気がします。基本的に南国のような気候ですが、乾燥している地域は、昼は暑く、夜は結構冷えるので気を付けましょう。

また、国土はそれほど広くはありません。長距離移動ではバスを使いますが、2時間半も乗っていれば、北から国の中央まで行けてしまいます。言い方を変えれば、長距離バスをいかに使いこなすかが、イスラエル旅行の重要なポイントです。

【5】気を付けたいのは祝祭日

イスラエル-ティベリヤ中心街(安息日ヤルデニット)
ユダヤ教というのは、規律をしっかり守ります。例えば、週に一度休まなければならない安息日(シャバット)。金曜日没(午後)~土曜の日没までがこれにあたるのですが、ほとんどの店が閉店し、長距離バスをはじめ交通機関もほとんどが運休となります。この期間に無理に移動しようとする場合、タクシーを使う他はありません。そのため、タイトなスケジュールを組むときには、これを意識しないと都市間を移動できません。

また、イスラーム教は金曜日に礼拝があり、キリスト教は日曜日にミサがあります。この間、対応する宗教施設の見学は難しいです。端的にいうならば、金~日曜日は、観光する際、何かしらで気を付けたほうがよいでしょう。

また、安息日だけじゃなく、イースター等の祝日も、同様です。厳密にいえば、祝日前の夕方ごろから店の閉店や交通機関の停止が始まります。空港の売店ですら閉店してしまいます。あらかじめ、カレンダーをしっかり確認しないと、タクシーがなければどこにも行けない状態になってしまうので、気をつけましょう。



そんな訳で、注意点はいくつかあれど、抑えるべきポイントを抑えれば、案外、難易度は高くない国です。あとは長距離バスやらホテルやらカフェやら、総じてwifi環境は良好です。Enjoy your trip!!