占い師というのは、プロとアマチュアの境目が曖昧な仕事であり、たとえアマチュアであっても驚異的な的中率を誇る人もあれば、逆にプロなのにちょっとという方もいます。今回は、的中率とか技術面はさておきとして、プロに向いている占い師について、まとめてみましょう。 

ちなみに一部の占い師って、弟子を捕まえるためにセールストークで「あなたは才能がある」なんて言いますが、この記事ではそういう煽て事は一切抜きです。
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【1】なんとなくで選ばれる人

これ、半端じゃなく重要です。例えばですよ、はじめましての人同士が集まる飲み会で4つのテーブルがありました。自分を含め4人の参加者が先に来て、一旦 それぞれ全員別のテーブルにつきます。そして5人目の参加者が来たとき、自然と自分のテーブルに着席されやすいというのであれば、才覚があります。見た目の問題だったり、放っている雰囲気だったり、色々要因はあるのでしょう。

実際問題ですが、新規の顧客を獲得する際、この「なんとなく選ばれる」というのが非常に大事です。何故なら、新規の顧客というのは、占い師の占術レベルやカウンセリングレベルというものを、全く分かりません。どんなに技術が凄い占い師であっても、まずは一回鑑定してもらわなければ、その良さが伝わらないのです。ただ、幸いなことに、占い師は怪しいということも魅力の一つではあり、必ずしもキラキラ美人だから選ばれるという訳でもありません。言語化が難しいのですが、本当に「なんとなく選ばれる」かなのです。

【2】現代社会において無能じゃない人

スピリチュアルや占いにはまる人というのは、社会においてつらい経験をしたことが多かれ少なかれあることでしょう。一種のシェルターとして占いは、今日まで続いてきました。元気になったら、シェルターから出ていけば良いのです。

問題なのは、いつまでもシェルターの中に留まっている人達。逃げた先で占いに嵌り、そこに留まる形でプロ占い師になるというのは、どうなのでしょうか?例えるならば、入院してベッドに縛られているけど「俺は医者だ、他の患者の治療をさせろ」と騒いでいるようなものです。プロになるということは、ある程度、現代社会に再度向かい合わなければいけない訳で、現代社会で全くパフォーマンスを発揮できない人には、いささか難しいものがあるでしょう。あと、自分が占う分野にはある程度経験または知識があることが大事で、ビジネス運の鑑定ができますと謳っている割に「B to Cという言葉を初めて知りましたー」とか言っているプロ占い師は、現代社会を知らないということで無能ですね。

【3】金に不自由していない人

ルネサンス期の魔術師(錬金術師)であるデッラ・ポルタは、「この学(自然魔術学)の専門家は金持ちでなければならない。金に不自由していてはこの分野では仕事にならないからである。私たちを豊かにしてくれるのは哲学ではない。哲学者として振る舞うにはまず裕福でなければならない」と主張しています。ルネサンス期には、占い師は魔術師カテゴリ内のひとつとして扱われています。この時期の魔術師というのは、パトロンに仕える形で潤沢な研究費を貰って活動していました。

現代の副業占い師は、本業で稼いでいるのであり、マダム層の占い師は基本的には主婦であり、旦那の収入で生活しています。言い方はアレですが、旦那というパトロンが存在する故に成り立っていると言っても過言ではありません。これ一本で食っていくと本気で思っている人でも、開業直後からいきなり高収入というのは期待できないので、貯金等で準備はしておきましょう。

【4】積極的に行動できる人

占いの勉強をするにしても、先生から言われた教材や資料を受けとっているだけでは鑑定のスキルは磨かれません。営業をするにしても、ただ占いの館で座っているだけでは、お客は来ないでしょう。自分で考えて試行錯誤する姿勢が求められます。これは職業占い師に限ったことではなく、単純労働以外の多くの職業にも求められることでしょう。ましてや占い師の場合、どこかに所属していたとしても本質的には自営業者です。自営業者は、被雇用者よりも尚更自律をしなければなりません。

【5】良い意味で放置してくれる人が周囲に複数名いること

占いそのものに嵌ること自体、この人大丈夫なのか?と思われてしまうことも珍しくありません。ということもあり、占い師というのは、とても胡散臭い商売です。「占い師を始めた」と周囲に言いふらすのは、社会的に孤立化する可能性もあり、かなり勇気のいることなのです。逆に、同じ占術を信じ切っている人達の間では、盛り上がることもあります。盛り上がり過ぎると社会との常識のかい離が激しくなります。

そういったところから、「貴方個人としては引き続き信頼するし、好きにすれば?」というスタンスの人達が周囲にいることが一番重要です。つまり、占いを一切話題にしなくても居心地の悪くない友人、貴方が何をしようとしょうがないと受けてめてくれる家族の存在が不可欠なのです。逆に言うと占い関係以外の知人がいない場合、社交能力あるいはメンタル調整能力に問題の兆しがありますし、家族が反対するのであるならば、職業としての占い師はお薦めできません。