他人の思想にあれこれ言うことではないとは承知していますが、何というか、占い師ってやや左翼的な思想の人が多いように感じられます。例外として、神社関係者や歴史と伝統を重んじる東洋占術の使い手はやや右翼的な感じはしますが、その他の人たちは政治の話をすると政権に批判的なコメントが割合として多いです。ただ、占いというものを扱っている限り、そういう方に向かってしまうのは仕方ないのかもしれないと思うことがあります。

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まず、占いというのは、大抵の場合、何かしら社会でうまくいっていないか、心に傷を負った人に関心を持たれやすいものです。ショックなことから、心の闇を見つめ、そういった糸口からスピリチュアルに関心を持ち始めるのです。実際のところ、私が趣味として占いを始めたのはショックなことがあったからですし、プロに転身したのも転職失敗がきっかけでした。私以外の占い師も多かれ少なかれ、そういった経験があるでしょうし、割とスピリチュアル一辺倒の人は実務能力が低く社会で活躍しづらいだろうなという人も珍しくないのが実情です。現代社会を賞賛できないということは、政治の現体制も賞賛しないということであり、反政府的な考え方になってしまうのでしょう。

まあ、今は自民党の支持率は高いのですが、野党が信用に値せず消去法的にというのが理由であって、支持者でも賞賛している訳ではないこともありますがね。

それと、スピリチュアルの追求というのは、ある意味、真理の探究みたいなものに通じることがあります。他の人から論拠不明と言われても、自分だけが知っている正しさを追求します。そういった土壌が強すぎると、政府や社会的に立場がある人が言うのはまやかしと疑心暗鬼になってしまう傾向があるのでしょう。理性がぶっ飛んでいる人だと、そこから陰謀論の追及へ向かっていくことがあります。


ちなみにですが、そういう類のスピリチュアリストと似ているのは、芸術家です。実社会で換金性が薄いスキル、あるいは他人と違った才能を持った人達です。バンドマンでも、劇団員でも、作家でも、総じて実社会では、バイトをしながらかろうじて喰いつぐ、弱い立場にあります。また、己の思想に傾倒するあまり、社会的に立場のある人は真実を覆い隠すと、批判的ジャーナリズム精神を持つこともありうるでしょう。結果を出せない弱者が自分の立場を上げるには、批判するのが一番手っ取り早いですからね。

そういった視点から、スピリチュアリストや芸術家に左翼が多いのは、弁護士や教育者の中にいる左翼とはまた違った要因なのです。

少しキツイ書き方になってしまいましたが、別に左翼を批判している訳ではありません。現代社会にスキル的もしくは精神的に適合しきれない人たちをいかに受け止めるのかというのが、本当の問題であり、その精神的受け皿としてスピリチュアルや芸術があるに過ぎません。自由な生き方をしていい、就社しなくてもいいと叫ばれている昨今ですが、それらは結構無責任な発言であり、財布の中身を見ながらどうやって文化的な生活を送っていくのか具体的に答えてくれる人はいません。