占い師の稼ぎ方の続編記事です。今回は、他の人をあまり占わない占い師または占いビジネスについて、そのお仕事の実態をまとめてみます。

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【2】アカデミック

一対多数のセミナー形式、個人指導、出版などの事業があります。総じて、個々人の運勢を事細かく言ってカウンセリングをするのではなく、多数の人に当てはまる一般化された概念を伝えるという方式です。ただ、教えるということですので、ある程度の経験が無いと教えられないのも事実。ここから入る占い師はよほどの勉強家を除けば、滅多にいないでしょう。昨今、このブログのように 無料で占いに関する情報を垂れ流しているサイトがありふれていますので、提供できる情報に何の価値があるのか厳選しないと、中々厳しい世界です。


・ 出版
占いに関わる本を出版します。まだ世に出ていない占術(オリジナルの占術)を書くか、日本語化されていない海外の本をまとめ直した内容の本を出すか、読者ターゲットを明確にしよく編集された本を出すか、工夫が必要です。ちなみに私が内容として凄い本だと思うのは、伊泉龍一先生の『タロット大全』。

・WEBライター

ちまたのWEBサイトの占い記事を執筆するお仕事です。クラウドワークスなどで探すと簡単にお仕事を見つけることができますが、文字単価0.2~0.5円と絶望的に安く、単純に稼ぐことだけを目的とするならばコンビニバイトでもしていた方が、時間換算でいえば2倍以上金銭効率が良いです。できれば売れっ子ライターになってWEB運営者よりお声がけを頂くまでならないと、厳しいでしょう。


・弟子を取る
弟子を取り、自分の後継者を育てます。家庭教師のような形で教えて対価を得る人もいれば、魔術結社みたいなちょっとしたコミュニティを作って塾みたいな形式で教える人、下働きとして雇いイベント等の人材派遣のような形で収益を上げる人など様々です。鑑定の顧客がファンとなり、そこから弟子入りというのが多いようです。魔術団体の一例としてはスタジオ・ディーヴァ ・ガイアなど。

・スクール、学校、協会で働く
占いにも学校というのがあります。占いには国家資格というものが無いため、占いの学校は私塾みたいな扱いで一般企業向けの履歴書に書ける経歴にはなりえませんが、占いの館等に勤める場合は一定期間勉強していたという証にはなるでしょう。受講料、資格、人材斡旋というのが収益に関わってきます。ここでは、講師業を業務委託される、事務局スタッフとして働くなどのやり方があります。そしてそのなり方ですが、その学校の生徒となり優秀さを認められてスカウトされるか、経営者とのコネが一般的です。有名どころだと、アカデメイア、東京易占学院など。

・研究で稼ぐ
例えば、医者の専門家です。その中でもさらに、内科、外科、耳鼻科など専門性が細分化されています。そして占い師というのは、占いの専門家です。恋愛相談の専門家やビジネス相談の専門家など、細分化はできるのですが、変わりどころでは投資に関する専門家というのもいます。本人曰く、金融占星術を研究し、トレードで飯を食べているのだそうです。対人鑑定は一切しないとのこと。私も金融占星術は研究中ではありますが、まだおぼろげな輪郭しか見えていません。私じゃなく、他の占い師でも投資は専門領域ではない人が多いので、その辺りの質問をされても答えられないと思われます。


【3】タイアップ

実際のところ、多くの占い師というのは、鑑定だけで食っていけない人の方が多いです。だからこそ工夫が求めらます。活動的な占い師は鑑定から派生して、様々な形で収益を作り出しています。

・サロン、セミナー
鑑定とアカデミックビジネスの中間ぐらいに位置する形態です。占い師をそのファンが囲んでいる状態の座談会をするといったもの。場合によっては、占いとか開運術とは関係なく、遊びのパーティーの主催などという形式もありえます。受講料というよりも、参加費、定期的な会費で運営するコミュニティビジネスと考えた方が妥当でしょう。アメブロやFacebook、Instagram界隈で、沢山の主催者のその活動状況を垣間見ることができます。

問題なのは、ビジネスであることを忘れ、私生活をキラキラさせたいだけの人も少なくないということ。憧れを演出して「私のようになりたいでしょ?そうなるための開運術はね・・・」となどいう戦略性が無い限り、それはビジネスでもなんでもなく、ただの遊びです。また、スピリチュアル系界隈でかつ人が沢山集まるところには、ネットワークビジネス等怪しい人たちが紛れ込みやすいので、その辺りへの対応策を講じる必要があります。


・別の仕事とのコラボ
飲食店でサービスの一環として、占いをするというやり方があります。私が注目しているのは叶ここ先生の「魔女の媚薬BAR」です。他にも、厄年を掲げる神社関係者は気学と結びつきやすいですし、手先が注目されやすいタロットや手相占い師はネイルと組み合わせるといいかもしれません。霊感占い師が祈祷をするといったやり方もあるでしょう。自分がそういったスキルや仕事をしていないのであれば、そういうスキルを持った人とタッグを組んで何かしらやってもいいかもしれません。最近面白いコラボだと思ったのは、四柱推命の使い手である妃萃先生が、武将の末裔と組んで歴史勉強会を開くといったもの。誰と一緒にいるかはブランドイメージを築くのに、大きく関わってきますね。


・物販
壺を買わされるといった笑い話がありましたが、そういった怪しい商売をする人も少数派ではありますがいます。まあ、普通の占い師レベルで関わりやすそうな物販の品といえば、パワーストーンや護符あたりでしょう。あと、かなり高額で儲かる商品といえば、お墓です。細木数子先生なんかは、年収が数億円ありますが、その少なくない割合がお墓の販売の手数料だと言われています。一応、吉相墓という考え方は伝統的にあるので、お墓を売ることそのものは別に悪いことではありませんよ。


【4】タレント

おそらく占い師で最も成功している部類の人たちで、実質的に芸能人と同じです。きちんとした占い館等で有名になれば、マスメディアや占いアプリ会社からスカウトがかかることがあります。しかし、有名になるとアンチが出てくるのも必須。一般の人からは占いが外れたというクレームが出るでしょうし、同業者からのやっかみも激しくなるでしょう。

・出演
テレビやラジオなどに出演し、ギャラを貰います。とはいえ、最近はオカルト系番組が減ってきており、占い師がテレビ出演する機会も大分減ってきました。


・ウェブコンテンツ監修
Yahoo!占いなどを筆頭としたWEBサービスやスマートフォンアプリでは、占いに関わるコンテンツで溢れています。そういったコンテンツの監修というお仕事もタレント占い師ならではの仕事です。どちらかというと、タレント占い師はそこで執筆するということは少なく、写真を掲載されて、名前を貸すというライセンスビジネスを行います。そこの文章は大体がゴーストライターによって書かれています。だからといって、文章の内容がテキトーか真っ当かは、運営会社によって異なります。なお、占いコンテンツ業界での有名企業はザッパラスです。他にもサイバード、メディア工房、など。ちなみにですが、そういった企業では、元占い師が占いスキルを活かして正社員になるというケースはほとんどなく、IT系のコンテンツ企画や技術スキルもしくは、人材ビジネスに関わるスキルなどを持ったビジネスマンが正社員となります。