「秘術・とても強烈な木星のアスペクト」という西洋占星術に関わる記事をずっと前に書いたのですが、この記事が当ブログ内で常に上位に来ています。色々な占い師さん、スピリチュアリストさん、ヒーラーさん、占い師を志している人からのアクセスがあるのでしょう。たまには、そういった需要にも応えた内容の記事も書いてみます。

占い業界って、魑魅魍魎としているのですが、その中で占い師にはどのような働き方があるのか、まとめてみました。当記事は 占い師になりたい人は必見です。

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【1】鑑定

一対一の状態で占い師が顧客に対して何らかのアドバイスをするというやり方です。このアドバイスを行う行為は、実占、占い、鑑定、セッション、カウンセリング、コンサルティングなど人によって呼称が異なります。自らを占い師と名乗る人たちからは「鑑定」、キラキラ系女性ヒーラーだと自らを名乗る人達からは「セッション」と呼ばれることが多いです。占い師には国家資格が無いので、名乗ったらその場で占い師になれるのですが、どこで行うかで、その業務形態は変わってきます。


・占いの館、占いコーナー
建物丸ごと、もしくはビルやデパートなどテナントの一角を借りて鑑定をします。事業が事業なので、テナント借りるときは、建物管理者から嫌がられることもあるので探すのに根気が必要です。所属する占い師達が家賃分を出し合って営業しているところもあれば、オーナーが面接を経て占い師を雇うというところもあります。大抵の場合、雇われたとしても完全出来高制で、待機時間の報酬は発生しません。占い師の取り分は売上の3~6割ぐらい。近年儲かっているのは、鳳占やかた。かつての大手と呼ばれている占いの館は厳しい競争にさらされています。


・事務所での鑑定
資本金に余裕の占い師は、自分個人で事務所を構えることがあります。個人だけでなく、法人を顧客として視野に入れていることがあり、経営コンサルタントや鑑定以外のビジネスを考慮していることもあります。なお、自宅を事務所として開業するのはお薦めできません。万が一、お客様がストーカー化した場合、逃げ場がなくなるからです。


・辻占(つじせん)、街占(がいせん)
路上に座って集客するやり方です。怖いお兄さんたちに配慮したり、警察からマークされないように気を付けたりと気を遣うことは多いです。それ以外にも雨風気温の影響も大きく受けます。そういったことから、一部の流派では推奨はしていないスタイルです。それとタロットなどは風で飛ばされるので、相性が悪いです。


・出張鑑定
WEB、紙媒体、紹介など何らかの形で予約を受け付けて、喫茶店などで鑑定をするやり方です。私も基本的にはこのスタイルとなっています。個人事業主を一番悩ませる固定費がかからないのが最大の強みです。ただし、1回1回移動する必要があるため、時間と変動費のコストが発生します。また、集客はかなりの努力が必要であり、どうやって知ってもらい問い合わせをしてもらうかという問題、突然占いをしたくなったといった気まぐれな需要に全く応えられないという問題もあります。


・遠隔鑑定(個人)
 何らかの形で予約を受け付けて、電話、eメール、手紙、チャットなどを駆使して、直接的に対面せずに鑑定する方法です。今どきの電話だとカケホーダイなどで通信料が定額ということもあり、さほどコストはかかりません。しかし、最大の問題は入金方法です。専用口座をきちんと作らなければ、本名を相手に晒すことになります。また、前払い、後払い、支払方法の取り決めは非常に大事でしょう。前払いであれば、時間と支払われた料金の差があったときにどうすれば良いのかが悩ましいところです。後払いは、前述のとおり、とりっぱぐれることがあります。それと、遠隔鑑定では相手のビジュアルが不明なため、やりづらいと言う占い師もいます。


・遠隔鑑定(法人サービス)
インターネット上では、無数の電話占いサービス、チャット占いサービスが溢れ、しのぎを削っています。これらのサービスは、サイト上に登録している占い師の写真が並び、ユーザー(サイト訪問者)がそのうちの誰かを選ぶことで、鑑定を開始します。1分につき、100~400円ぐらいの鑑定料で、占い師の取り分は売上の3~5割ぐらいです。もちろん完全出来高制で、待機時間には報酬は発生しません。深夜に突発的な鑑定依頼もあり、きちんと自己管理をしないと身体に良くないです。

なお、運営会社は文字通り企業ということもあり、登録する占い師は書類選考や面接をパスする必要があります。また、運営方針によっては、ユーザーの囲い込み防止のため占い師の名前を改名させるところ、「霊感」とつくと人気が出やすいことから「霊感あり」と表示するのを推奨するところなど、待遇や条件はかなりバラつきがあります。占い師側のメリットとしては、自腹を全く切らずに仕事を貰えることと、ある程度は宣伝してもらえることでしょう。特に、エキサイト電話占いなどの優良サイトで売れっ子になるとタレント業にシフトできる可能性もあります。ただし、そういうところは経験が浅いとデビューのための選考突破は厳しいです。その他有名どころだと、ヴェローナ、LINE占い、ココナラなど。有名どころでは有名先輩占い師にユーザーが流れがちですし、そうでないところはユーザーの絶対数が少ないというジレンマがあり、新規参入するには占い師も必死で選ぶ必要があります。


・イベント鑑定
企業、自治体、お店、個人グループが、イベント集客及びコンテンツ要員として、占いの仕事を依頼する場合があります。依頼者より一定のお金を渡されて来場者を無料で占う、もしくは、依頼者からは報酬を貰わないもののリーズナブルな価格で来場者を鑑定するというやり方があります。占い師としては、売上的な視点で見れば断然前者であった方が良いですし、私もよほど親密な人からの依頼でない限り、後者のやり方では受け付けておりません。なお、イベント鑑定は、基本的にツテでの依頼が多いです。ツテは、個人で様々な場所で名刺交換をして作るか、所属する占いコミュニティからの斡旋でしょう。イベント時での鑑定は、依頼者の思惑も多少は考慮しないと再度お呼び頂けないこともあり、ある程度の話術スキルは必要です。例えば、お見合いパーティーで鑑定しているときに、職場結婚の相が出ている人へ何と言いますか?



次回の記事は、鑑定以外の占いビジネスについて。