密かに日商簿記3級を受けてみました。大して熱を入れていた訳ではありませんでしたが、それでも一発で受かっていましたし、試験本番では10分以上時間が余りました。

この試験のために買った本はたった1冊だけ。受験料と試験会場への交通費を入れると5千円もかかっていません。それに勉強したのはせいぜい十日間ぐらいで、実質的な学習時間は30時間ぐらいですね。テクニックという訳ではありませんが、その勉強法をお披露目します。

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【1】基本的には問題演習あるのみ

簿記3級のテキストを初めて読んだとき、率直な感想としては、高校の数学と似ているなといったものでした。私、高校時代は定期考査の数学の試験は点数が良かったのですよ。ひたすらに解法を覚えて演習するだけ。

ここで注意したいのは、公式を丸暗記するだけでは点は取れないということです。数学の点数が取れない人というのは、公式だけ頭に叩き込んで勉強をした気になっています。しかし、その公式を例題に当てはめる訓練をして始めて勉強したといえるのです。テレビゲームだって同じですよ。私もゲームの説明書を読んでもいまいち、操作方法がよく分かりませんが、チュートリアルなどを通して初めて体得できるといった感じです。

簿記3級もテキストを通読したところで、小難しい用語が並んでいるため、ほとんど頭に入ってこないと思われます。テキストの説明を読んだら、すぐに例題を解いてみましょう。

【2】テキストは1冊だけでOK

大学受験だと範囲が膨大です。様々な解法パターンを覚えるために、複数冊テキストを買っても良いかもしれません。けれども、簿記3級の場合、範囲がかなり限定的であり、解法もバラエティに富んでいる訳でもないので、複数冊買う必要はありません。

その代わり、同じ問題を何度も繰り返します。答えを丸暗記する必要はありませんが、「またこのパターンの問題かぁ」と見た瞬間に条件反射できるぐらいがちょうど良いです。私は同じ問題を3回解きました。1回目は、テキストで読んだ部分を理解するため、2回目はお試し試験な感覚で、3回目は問題に対してマンネリ感を身に着けるため。特に1回目と2回目は間違えたら、正しい解法をきちんと身に着けるように心がけます。勉強時間の30時間のうち、1回目の通読に20時間はかけています。

ちなみに唯一買ったテキストはこちらです。説明と例題がセットになり、巻末には模擬試験の問題がついてます。この模擬試験の問題はおそらく本番の試験よりは気持ち難しめ。これが解けるならば、本番も恐れるに足りません。



【3】隙間時間に勉強するには

根本的にいえば、数学や簿記3級の問題というのは演習してナンボなので、通勤通学の合間に読んで勉強するスタイルには向きません。ただ、唯一勉強できることがあるとすれば、仕訳の練習ぐらいでしょう。スマートフォンアプリのストアから、無料でできる簿記3級学習アプリをダウンロードできますので、そちらを使ってみましょう。

ただ、机に向かってペンを走らせて演習する方が、学習効率としては遥かに良いので、あくまでも気休め程度にとどめておきましょう。どちらかといえば、電車では、英気を温存していても良いかとは思います。

【4】勉強方法の裏技 

最後に、高校時代、定期考査で高得点をガンガンとり、東北最高クラスの進学校の中で上位を維持し、早稲田の指定校推薦枠を勝ち取った勉強方法を伝授しましょう。

人は寝ることによって、初めて記憶を定着させます。つまり、睡眠をうまく使うことこそが勉強の鍵です。試験前日、寝る前に3度目の問題演習を行います。終わったら、すぐに寝ます。これによって、脳が学習内容を記憶します。そして、朝起きたら、もう一度軽く問題に目を通してください。これによって、定着した記憶を呼び起こしやすくなります。

このやり方は、出題範囲が狭いと特に有効ですが、大学受験の模試のように出題範囲が広いとそこまで効果的ではありませんがね。




正直なところ、元々確定申告をしていたし、サークル活動やボランティア団体で会計という名のエクセル打ち込み屋はやってきましたので、一部の用語には馴染みがありました。こうして簿記のテキストを開いてみると、用語に馴染みがあるだけではほとんど無意味で、演習が大事だと実感しました。この合格が、またそういった活動に役立てばいいなと思います。