結構な数の人々を鑑定して思ったのは、恋愛に関して、不遇とも思えるような人というのは、第5ハウスがとにかく汚いということです。特に火星と土星の両方がここに入っている人は、仮に西洋占星術などの占いを使わずとも、会って少し話すだけで、何かしらの違和感を感じさせます。

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第5ハウスに火星や土星があるというのは、自分が生まれた瞬間の西の地平線のすぐ下あたりに火星や土星があったということを意味しています。そして、第5ハウスというのは、快楽的な相を指し示す場所です。快楽的事柄というのは、レジャーや娯楽だったり、結婚を意識する前の段階の恋愛だったりします。

火星も土星もマレフィック(凶星)とされています。しかし、それらの惑星が示す性質は対極的といえるでしょう。火星は情熱や攻撃性を意味し、土星は欲望の抑圧や下積みの長さを意味します。

火星単体が第5ハウスにある場合、割と色恋沙汰が派手なことが多いです。人によって激しさの出方は異なりますが、一般的に激しい感情表現で異性とやりあったり、恋愛の場数が増えたりします。人生を謳歌しているようにも見えますが、その分傷つく回数も多いでしょう。一方で土星単体が第5ハウスにある場合、恋愛を我慢する機会が多い、一人の人を長く思い続ける、年の差恋愛など、ある種の重さを感じさせます。

火星と土星の両方が第5ハウスにある場合、これら両方の性質が現れることとなります。その中でも特にありえそうなのは「底知れぬ深い感情を伴った攻撃性」というものです。その人の言動の一打一打がとにかく重い。

この相が出ている人へのアドバイスとしては、力を抜くところと力を入れるところを見極め、柔軟な対応を心がけるといったところでしょうか。そうすることにより、メリハリの利いた良い距離感の恋愛が楽しめる筈です。たとえ凶相であっても、適切な相手に、適切な接し方をすれば、ピタリとパズルのピースがはまるように、素敵な恋愛ができる筈です。