ついに「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)」が解散するとのことですね。

 

正直なところ、私はこの団体が苦手でした。戦争反対という彼らの主張は、時と場合によりますが、案外嫌いではありません。では、どこが苦手かというと彼らの報道のされ方というか広報的な表現。彼らがまるで「政治に目覚めた若者の代表」であるかのように報道されることが、いけ好かなかったのです。

 SEALDsという組織そのものに対し、私は部分的信条という意味で3割ぐらいは賛同するものの、総じていえば好きではありませんでした。それが自分たちの代表であるというのも納得できません。せめてSEALDsがサポートした政治団体が与党となるならば、多数決の原理で代表と言ってもしょうがないかもしれません。しかし結果的に彼らの目標である「国会改憲勢力2/3阻止」は失敗し、多数決の原理的(民主主義)に、今現在においてはNOを突きつけられた訳です。そんな彼らが「僕達若者は」という感じで報道されると、ニュアンス的に自分をまきこまないでと思ってしまうのですよ。

この記事で言いたいのは、SEALDs批判ではありません。「僕達」「私たち」みたいな表現についてです。

私、占い師という仕事柄、沢山の人の悩みを聞きます。ありがちなのは、恋愛です。
あるとき、「3人の男性からアプローチされて誰を選べばいいか迷っている」という女性から相談がありました。それに対応した後、今度は「生まれてこのかた彼氏ができません、どうすればいいでしょう?」という女性からの相談がありました。

同じ女性であっても、同じ恋愛というカテゴリーであっても、悩みは千差万別な訳です。恋愛コラムなどで、「女性にとっての幸せ」などは結構書かれているのですが、女性ってこういうものと一般化するのって、いかがなものかとは思うのですよ。

例えば、男性が女性に奢るという事象について、「奢ってくれないと困る。あなたのことを性的な目で見たいから」という記事が炎上しましたが、書いてある内容はともかくとして、「コレは私にとって、お金の問題ではなく、自分の性欲を保護するため」とはっきりと書き、自分の趣味嗜好性を女性全てに対して一般化しないことについては、私は良いと思います。


一般化されて、その渦に巻き込まれてしまうというのは、個を殺します。そして、それは偏見を押し付けることに繋がります。日本人である貴方が、外国人から「日本人は金持ち」と言われると、どんな気分になるでしょうか?


そういった意味で、占い師という仕事は中々危ういなと思います。ありがちなのは12星座占いで「牡羊座の要素が強い人は、リーダーシップがある」などいうもの。確かに占いのセオリー通りに言えば、そうなります。それでも、貴方は4月2日生まれの牡羊座だから、組織のリーダーに向いているとは、対面鑑定のとき安易には言いません。その人の指向性をカウンセリングで聞くとか対面してみての雰囲気とかで、本当にリーダーに向いているのか?、そうでなければ、その人の生き方にリーダー的なエッセンスは活かされるのか等を総合的に吟味して発言します。そうしなければ、占いは単なる偏見の押し付けとなってしまうのです。メッセージは、100万人の為に放つのではなく、世界に一つだけ咲いている花に届けなければ何の意味もありません。

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ときどき、12星座占い等のコラム執筆のお仕事を頂くことがあります。。某説教系占い師みたいに強く断定して書いた方が読者ウケはいいのでしょう。それでも私は、なるだけ抽象度を高くしたり、或いはありがちな事象を事例のような表現に留めたりするようにして、安易に「僕達」「私たち」と主張する人たちと同様にならないように心がけています。