ポケモンGOのダウンロードが開始して半日経ち、私のSNSではその話題で持ちきりです。道端で多くの若者が立ち止まり、スマホの画面に、指を独特のやり方で滑らせる光景が目撃できます。ゲーム内のポケモンを捕まえるために、モンスターボールを投げているのでしょう。

私は、表参道~渋谷間でピカチュウ(御三家を無視して歩き回ると出現)、カイロス、キングラー、オニドリル、ミニリュウを捕まえました。ちなみに自宅ではポッポとドードーが出現しました。


pokemongo


それにしても、何故、ここまでポケモンGOはウケているのでしょうか?私が思うに、ポケモンGOは中二病的な心をくすぐるからでしょう。

ゲームの世界というのはとても素晴らしいです。誰もが真の平等のLV1から冒険を始めて、火とか水とか雷とかで派手な技で敵を倒し、成長していきます。頑張ればレベルはどんどん上がり努力は報われます。失敗しても、激レアアイテムを失うぐらいで、大抵の場合は致命傷にならず挽回できます。そして、旅の途中で世界を揺るがす素晴らしいものたちとでの出会いがあり、「僕たちは、今まで何度世界を救ったのだろう?」とため息をつくぐらいその世界で偉業を成し遂げることができます。

ポケモンGOというのは、そんなゲームの世界のキャラクターを現実の世界に出現させたような感覚にさせてくれます。自分の日常の風景にモンスターが現れているのですから。そして、そんなモンスターを捕まえ使役して、炎や草の技を繰り出せるのも快感です。

現実と妄想の境界が曖昧になるのである種の中二病(厨二病)的な快感を満たすことができます。中二病というのは、インターネット上でよくある事例として、下記引用のような感じですね。



中学生の頃、妹は二重人格だった。 
なんでも、火を見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、 
真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、 
「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」 
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。 
ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。 
突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「久々の飯だぜ(笑」と言った。 
食べ物関係のジョークを一切許さない母が、 
影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。 
それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。 
そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。 
最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、 
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。
 

ところで女性って占いとかおまじないとか好きです。現実世界で職業魔術師(税務署登録済み)やっている自分が言うのも難ですが、ある種の中二病的な側面はあるのだと思います。そして、男性の場合だと、ゲーム好きは結構多く、ゲームやVR(バーチャルリアリティ)などによって中二病的な側面を発散させているのではないでしょうか?もちろん現実の世界では、手から炎を出すことはできませんし、テレポーテーションも使えません。

でも、ゲームや魔術では、それらができるかもしれません。リアルの本物の魔術とは「想像力を用いて夢をみること」と私は定義していますが、ゲームでもこれは通じます。ゲームクリエーターは最大限のクリエイティビティでもって、世界を良くすべきなのです。プレイステーション4のCMで

「できないことが、できるって、最高だ。」

と謳っていますが、まさにゲームには現代社会で押し込められてしまった中二的欲望が詰まっているのです。ポケモンGOは、中二病精神をいい感じに蘇らせ、社会のカンフル剤になりうる可能性を秘めています。あとは、結構ゲームシステムが単調といえば単調なので、どこまでユーザーを飽きさせないかの本来の意味の「ゲーム性」が大事になってくるとは思いますがね。




それと、ポケモン熱のテンションを上げるには下のBGMと地図を見ることをお勧めします。