『正しいブスのほめ方 プレミアム』という本が、面白いです。

一見すると、太っている等ルックスがイマイチで損をしている人、 ジコチュウや不幸自慢で扱い辛い人、自称恋愛マスターや自称ブスなどのクセがある人、逆に美人とかイケメンのようにチヤホヤされるのに慣れている人などに対し、どのように接すればいいのか書いてあります。

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いわゆる人間関係のマニュアル本と言っても過言ではありません。この本の良いところは、具体的にどうしろというマニュアル的な内容というよりも、相手はどのようなコンプレックスを抱いているかを細かく分析しているところにあります。本のタイトルのとおり、褒め方についても言及はされていますが、あくまでもその分析の基にこうした方がいいのではないかと書かれてあるに過ぎません。 

例えば、「デブ」に対するその分析。




心ない人は「だったら痩せりゃあいいじゃないか!ピザ野郎!!」と思われるかもしれませんが、そう簡単に痩せられたら、なんの苦労もいりません。劇的なダイエットの結果は本やハウツーDVDだけで数千万円を稼ぐ力を持っています。つまり、デブが人並みに痩せるということは、あなたが年収数千万円を稼ぐのと同じくらいの努力が必要なのです。



割と内容はえぐってきますね。特に評価できるのは、そのコンプレックスを抱えている人は普段何を考えているのか、そのコンプレックスを持たない人にも容易にイメージさせる文章です。

物事は「無口」=「余計な言葉を言わない」、「うるさい」=「明るい」といった複数面の見方があります。しかし、そういった表現の仕方の問題にとどまらず、本質的に何に悩んでいるかを考えるというのはとても重要なことなのです。

例えば、イケメン。イケメンの持つコンプレックスやデメリットって何なのでしょうか?女の子からチヤホヤされての修羅場、同性の嫉妬などは容易に考えつくかもしれませんが、私が考えるにまだまだ他にも心の闇はあります。

イケメンはイケメン人故に周囲からの期待値というのはとても高いです。イケメンだと人を魅了しそう⇒コミュ力高そう⇒仕事できそう等、勝手に周囲が妄想します。とはいえ、実力が伴っていたなければ、周囲の失望は期待値が高かっただけに非常に大きなものとなります。さらにイケメン補正がかかって周囲からは目立つため、目も当てられない状況にすらなりうるでしょう。

単にイケメンという言葉の響きの裏側ではなく、そこから一歩踏み出し、イケメンだからこその悩みを想像しなければ、彼らの闇は理解できないのです。全てでは無いですが、一部の美女もこれと似たコンプレックスを抱えていることでしょう。


この本を鵜呑みにするのはマニュアル人間的な感じでお勧めはしませんが、相手のコンプレックスへの理解を深めるという意味で、読む価値は大いにあります。特に占い師やカウンセラーなど、人の相談にのるような人には一読するのをお勧めしますね。