タロット占いの講師を初めているのですが、プリントベースでこれまでしのいできたものの、ちゃんとした教科書を作らなければなあと格闘中です。

昨年の秋ぐらいから、使えそうな本をひたすら読みつぶしているものの、中々これが進みません。学生に戻ったみたいです。というよりも、学生時代に使っていた資料やら、自分の研究発表で使用していたプリントやらを引っ張ってきています。先日、実家に帰った目的のひとつは、それらの資料をごっそり東京に持ってくることでした。


タロット本



こういう類の本を読んで思うのが、「入門」と書いているけど、難解すぎて、ちっとも入門じゃないということです。どれぐらい難解かと言えば、下記引用のような文章のオンパレードなのです。



何もないということは、時が流れていくときの、じっとしている背景である。〈非存在〉は人間を人間たらしめる。鏡のかがみ。〈非存在〉は干渉を起こさないので、創造の完璧な反映となる。相対世界に最も近いベールはアイン・ソフ・オール―限りない光であり、あらゆる所に存在し、最も濃密なところにも差し込む。

セブ・ベン・シモン。ハレヴィ著『カバラ入門』

久しぶりにこの本をひも解いてみたのですが、これは読書中寝ますわ。ただこれが、数秘術の基になっており、それがタロットの小アルカナと対応しているとあれば、極意がないか何度も読み返すしかないのです。

フェルミ定数的な私の推測では日本国内にプロ占い師が多めに見て5000人ぐらいはいるんじゃないかとは思うのですが、西洋系でこういうのをきちんと理解している人って、500人もいないんじゃないでしょうか?私、わりと知的体力がある方だとは思っていますが、こんな文ばっかり読んでいると寝たくなります。でもまあカバラというのは、高次の存在に近づくことを目的とする高等魔術というものに分類されるため、あまり占いへの応用も効かないのですがね。

商業主義というわけでは無いのですが、こういう本書いて、儲けが出るのだろうかと疑問に思います。まあ、自分のタロットのテキストは、明確に使う宛があるから別にいいのですが。

ちなみにタロットを学術的に学ぶ上で良書だと思えるのは、このタロット大全です。