よくカップルの相性運とか結婚運とか見てほしいと依頼されるのですが、「今度結婚するので、運勢を見てもらえないか?」と男友達から依頼が来ました。そして、その結果を結婚式披露宴で発表してほしいとのことです。


西洋占星術でみると、なるほどお似合いのカップルでした。新婦のホロスコープによると、結婚すべき相手の職業が新郎と見事に一致しています。また式当日の星廻りを見るに、「N木星-T天王星のアスペクト」および「T木星-N天王星のアスペクト」という強烈な二重の相が形成されていて、これは幸せの状況が変化する時期、つまり結婚して幸せの在り方が大きく変化する時期を意味しています。まさに婚期として千載一遇の時期でした。


さて、新郎のホロスコープを見てみると、新婦との相性は良さそうなのですが、あらゆる方面から分析しても、イマイチ、今結婚するようには見えませんでした。恋愛・結婚系の相にも、社会的責任が現れる相にも、家に関する相にも、幸福の状況変化の相にも、それらしき兆しが出ていないのですよ。 

いくら考えてもこの謎が解けなかったので、本番の発表の際、この問題だけは言及しませんでした。幸いにも発表は中々の好評で、ひと安心。披露宴はその後もつつがなく進行し、非常に盛り上がり、とても素晴らしいものとなりました。また、披露宴出席者は新郎新婦の友人が中心で、友人同士の出会いの場にもなりました。

Jupiter in 3rd House


さて、新郎婚期の謎を念頭に置いて、数日が過ぎた後、ふとその答えを思いつきました。「第3ハウスにトランジットの木星が入室」という相が、ヒントだったのです。解説しますと、第3ハウスというのは、コミュニケーション・基礎学力・近所・国内旅行などの運気を見る場所であり、そこに幸運を象徴する木星が舞い込んだということ。この場合、「近所付き合い(親しい人達との関係性)に幸せを見出す時期」とでも言いましょうか。


おそらく、新郎にとって、結婚式は自分が主役になる日というより、友人達をもてなし、絆を更に深めるものだったのでしょう。この事実に気づいたとき、「アイツ、友人想いのいいやつだなー」と独りほっこりするのでした。

パン

写真は、占いの御礼にと送られてきたタビタのパン。新郎が、新郎の友人に頼んでチョイスしてくれたもの。これすごく美味しいの。