中国の連休である9月下旬の中秋節、10月頭の国慶節、年明けの春節の時期になると、沢山の中国人が、日本に押し寄せます。反日教育や反日メディア漬けの彼らではありますが、それでも彼らは日本製品の品質が良いと知っています。彼らは、日本の様々なショッピングモールを巡り、中流層なら炊飯器や粉ミルクを、富裕層なら南部鉄器などの高級品を買い込んで帰ります。

私、仕事で中国に住んでいたことがありますが、向こうの庶民派雑貨屋で買った炊飯器(3000円ぐらい)では、米がおいしく炊けた記憶がありません。昭和にあったような、タイマー式の炊飯器であり、炊くしか機能がないような代物で、水加減を間違えるとすぐに焦げます。蒸し物にも相性は悪そうで、米を炊く以外でかろうじてうまくいったのは、蟹を紹興酒で蒸したときぐらいでしょうか。

また粉ミルク買占めですが、中国では食に関する問題は珍しくありません。私は、レストランで食べた料理に当たって、下痢と衰弱で何度も寝込みました。お陰様で一口食べてみて、変に酸っぱくないかとか気にする癖がついたほどです。中国のニュースでは、町の屋台で売られていた焼き串肉の正体が、実はねずみの肉であり、しかも毒入りのエサを口にして死んだネズミだったため、その肉を食べた人が体中に麻疹が出たと報道されたこともあります。もちろん、乳製品の安全性も例外なく信用できないので、来日時には、大量の粉ミルクを買って帰るのです。中国人は家族を大事にしますが、幼児を守るとなれば、その情熱は半端ではないわけです。
 

そんな修羅の国から来た人々なので、日本の安全性や民度の高さに戸惑うことが多いようです。もちろん、言語も違いますし、土地勘も全くありません。不慣れなことだらけなのです。貴方が店員で困っているお客さんを見かけたり、道端であからさまに困っている彼らを見かけて助けたくなったら、

「你好。你去那?」(にーはお にー ちゅー なーる/やあ。どこへ行くの?)
「你想买什么?」 (にー しゃん まい しぇんま/何を買いたいの?) 


などと声をかけてみるのもいいでしょう。

話しかけた後のコミュニケーションですが、中国語を勉強してない日本人にはまず聞き取りは不可能なので、スマホを片手に下記のように言えば、頑張って筆談っぽいやり取りはできます。

「请输入一下」(ちん しゅーりゅー いーしゃー/ちょっと入力してください)


買い物で困っている場合、大体の人は効率よく買い物をするために写真でピックアップしています。そのため、下記のようなフレーズが有効です。

「你有照片吗?」(にー よう じゃおぴん ま/写真持ってますか?)
 

それとこういうやりとりで地味に覚えておきたいフレーズ。
こそあど言葉って、ちからわざのやり取りのときに覚えておく超便利です。

「这个」(じぇが/これ)
「这里」(じぇり/ここ)
「那里」(なーり/あそこ)


日中友好という言葉は、しばらくは夢物語になってしまいそうな昨今。来日中国人、ひとりひとりに「少なくとも自分が接した日本人はいいヤツだった」と感じてもらうことが、雪解けの第一歩となるのでしょう。またそのような姿勢が、オモテナシにも繋がっていくのですな。

中国人がどんな考えを日本に抱いているかは、こちらの本を読めば、大体理解できます。私より長く中国に滞在し、ディープに中国人と接している、大学の先輩が執筆した本です。私が読んでも、私が経験してきたことと照合できる範囲においては100%同意できる内容です。



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