私はメルマガを登録したり、毎日ステキな発言をfacebookに投稿するページを複数フォローしたりしています。彼らの発言を見て思うのは、過去の発言の使い回しが多すぎだということです。地道な研究をしている人などでしたら味が出ていいかもしれませんが、とあるコンサルタントっぽい方の発言の8割ぐらいがテンプレート化されており、数日間のサイクルで明らかに使いまわしています。まるでtwitterのボットアカウントのような状況です。それにも関わらず、毎回いいねが数百つき、「シェアさせていただきます」と頭の弱そうなコメントも幾つかついているのです。

この現象はいったい何を指示しているのか、考えてみました。 

【1】真理はそうそう変わらない説
原理原則を重視した自己啓発系の投稿に多いのですが、執筆者の思考にブレが無くなっているというパターンです。世の中の法則性を悟りきってしまい、その論に揺らぎがないことも示しています。そういった意味では、確かにシェアされる価値がある投稿だともいえるでしょう。


【2】執筆者が手抜きしている説
毎日、読者に何らかのコミュニケーションを取りたい人は、毎日何か書かなければなりません。しかし、毎日、ドラマチックな出来事や刺激的な知識に出くわす人は、そう多くはないと思います。毎日無から文章を書くのは、中々しんどいものです。そういった意味では、今日書いていることが、以前書いていることとたまたま似たような内容になっても致し方ないと言えます。中には、意識的に自分の過去のコンテンツ資産を有効活用する人もいるようです。それによって文章作成時間を短縮しているのでしょう。


【3】執筆者の例え話のストックが少ない説
明らかに一巡しているよねと思わせる原因としては、執筆者の持っている事例のストックが少ないのも原因のひとつでしょう。事例が多ければ、書き方にバリエーションが増えるわけで、読み手側からすれば、似た内容であっても新鮮に感じます。事例が少ない理由は主に3つです。できればcであることを祈ります。
a.実は事例が少なかった
b.コミュニケーション不足で、クライアントの状況をトラッキングできていない
c.クライアントとの守秘義務を徹底している



【4】一見さんを重視している説
一定期間で同じ発言を繰り返していても、違和感を感じない人というのは誰でしょうか?それは新規フォロワーです。その御新規さんは、執筆者の過去の発言をわざわざ一から遡ってみようとは、滅多に思わないでしょう。そのため、発言が一巡するまでは、御新規さんにとって、常に新鮮な情報であり続けます。彼らをメインターゲットにしようとするのであれば、この戦法は正解かもしれません。


【5】頭に刷り込ませる説
池袋の街角を歩いていると、「ふしぎなふしぎないけぶくろ~♪」と電気屋がガンガン音楽を流しています。覚える気が無かったのに、いつの間にか私もビックカメラのテーマソングを覚えてしまいました。「池袋 家電」と言えば、ヤマダ電機ではなく、ビックカメラを連想してしまう程。同じことを繰り返し主張するということは、この刷り込みを強化するということです。人生やビジネスの真理っぽいことを、長期間に渡り何度も繰り返し「学習」していると、その思考法に浸かってしまうでしょう。


私が努めて、毎日テーマを統一させず、新しいネタを探してブログを書き続けているのは、読者に変な刷り込みをしてほしくはないという想いがあるためです。人によって、保守的な人生を歩む人もいれば、革新的な生き方を求める人もいます。みんながみんな同じ思考方法になる世界は気持ち悪くてしょうがないのです。