新しい働き方や未来の会社に関わるアイディアを交換しようみたいなコンセプトのイベント「TOKYO WORK DESIGN WEEK」が、2014年11月19日~25日の間、連日開かれています。友人づてで、この話を聞きつけた私も、そのうちのひとつのイベントに参加してきました。

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このイベントに参加して思ったのは、会場にいる参加者達は意識が高いということ。決して、意識高い(笑)ではありません。渋谷のキラキラ系IT会社など、名の通った会社で活躍してそうな人たちが集まります。おそらくですが、あまり広告されていないイベントにも関わらず、ここにたどり着ける能力があるという人は、アーリーアダプター層※なのでしょう。

そしてこの人たちは、おそらく現代日本社会の中でも勝ち組に属しているのではないかとも推測されます。言い方を変えるならば、現代社会にうまく適合しているわけです。新しい商品やサービスを提供する能力は卓越しているかもしれませんが、働き方そのものは寧ろ既存社会の枠組みに捕らわれているの人達が集まったのだと思われます。そういった意味で、参加者だけの交流では「新しい働き方」は見つかりづらいのかもしれません。

そこで、コンテンツとして「最近イケてるベンチャー企業の代表」数名がプレゼンをするわけです。

ただ、働き方に迷っている意識高い層の存在を嗅ぎ取ったのか、半分以上の代表者が「人材を募集している」と壇上で締めくくりました。まるで「意識高い層限定ベンチャー企業合同説明会」ともいえる状況でした。結局、新しい働き方というのは、優良企業を辞めてベンチャーに転職しろということなのでしょうか?それについては、消化不良気味です。

代表たちが数少ないチャンスを活かしたくなる気持ちは理解できますけどね。ベンチャー企業は、ただでさえ大手に比べて応募者からの人気がなく、だからといって安易にミスマッチな人材を採用すると命取りになるため、採用って滅茶苦茶難しいのですよ。


それでも、プレゼンそのものや、個別に代表へ質問したときは、事業戦略面で非常に興味深い話を伺うことができ、有意義ではありましたけどもね。アグレッシブな人たちに会いたければ、「TOKYO WORK DESIGN WEEK」はお勧めです。


※アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者):
マーケティング用語。流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断するオピニオンリーダー。他の消費層への影響力が大きい。市場全体の13.5%。