前回の記事:笑顔でのリストラ

リストラが決定した面談は月曜でしたが、北京駐在の任を解かれて東京に戻ってきたのは、その前週の木曜でした。1日休暇を貰い、土日を挟んでからの面談です。ただ前の記事のとおり、日本に戻る手続きについて違和感を感じておりましたし、また事前に伝えられていた日本に戻ってからのミッションは「都内にホテルを1週間手配するので、その間に住居を探せ」というただ一つだけでありました。その時点でリストラも5割の確率でありうると、予測はついていたのです。

そのため、ひとつの賭けではあったのですが、「会社への交通の便を考えず、自分の住みたいところに住む」と心に決め、家さがしを開始ししました。土曜に不動産屋と打ち合うことになっていたので、休暇となった金曜に、私は地図と自作のリストを睨みつけながら、丸1日候補地を歩き回って、街の雰囲気を細かくチェックしていました。

さて、いよいよ不動産屋と打ち合わせをする土曜日です。

真っ先に、どこで住居を借りたいかを伝えます。また、予算については、本当にどう転ぶか分からなかったので、新卒1年目の給与水準をベースとして伝えました。 何を求めているかはっきり伝えたおかげで、向こうの提示する物件は的確です。4件だけ内見し、写真を見ながら一晩反芻し、翌朝日曜に答えを出してしまいました。



日曜は東京をただひたすらに歩き回りました。見るものすべてが久しぶりで、これから何が起ころうとも怖くないと思う程、ワクワクしていたのです。

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その晩、私は夢を見ました。新居の玄関に白蛇が出る夢でした。白蛇は金運の象徴として、とても縁起が良いものです。月曜は気分上々で会社に向かいました。



そして、リストラを言い渡されました。3割ぐらいの確率で自己都合退職を促されると覚悟していたので、ハローワークでの優遇や退職金のある会社都合退職というのは、ラッキーだと心底思いました。あの時、私は本当にまだ見ぬ未来に希望を膨らませていたのでした。

ちなみに、残りの2割は昇進の打診だったらどうしようと考えていましたね。。。

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