今まで、奔流中国・乗馬キャラバンに関する記事を何回か書いてきた訳ですが、自分自身がキャラバンに参加しての感想を今回は書いてみようと思います。

光のキャラバン
 
私は、馬での総走行距離を考慮すると、乗馬技術は下手な方です。運動神経は低いことは否定できませんが、それよりも私の身体がでかくて、馬が疲労するとか、普通の人以上に腰に負荷がかかるととか、前提条件からして適性がないです。駆け足(全力でのダッシュ)をすると、馬が文字通りぜえぜえと息を切らします。数年前はキャラバン隊の後ろの方で、他の馬の尻を追いかけているのがやっとでした。お恥ずかしながら、キャラバンの先頭とかなり距離が出来ており、それを縮めるために待ってもらった程です。

とはいえ、そこそこは経験を積んだので、初心者の多いキャラバン隊に潜り込むと、駆け足をせず基本となる速足で移動するときは、私は比較的馬をコントロールできる部類に入ります。2013年のキャラバンでは先頭集団で馬を走らせていました。そこで思ったのは、先頭で走れるって、気持ちいいということ。

後ろで走っていると、先頭集団の土埃を食らいますが、先頭ではそれがありません。土埃を気にせず、自分の行く方向を見つめることができます。また、一番初めに、素晴らしい丘の向こうの雄大な景色を見ることができます。休憩所にも、後ろの人より早く着くので、その分沢山休めます。いいことづくめです。強いて言えば、近い場所を走っている人が少ないため、感動を広くシェアできないでしょう。けれども、その分風が気持ちいいし、時々誰かと並走するとプレミア感があります。

これはおそらく世の中の縮図なのかもしれません。先頭と後ろでは見ているものも感じるものも、まるで違う。どうせだったら、前に行きたい。私は前回の乗馬キャラバンでそれを強く感じました。


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